なぜアメリカの看護師は週3日勤務で疲れるのか?

アメリカの看護師の勤務形態は、病院によっては1日12時間の週3日勤務というシフトがあります。

 

彼らは、「たった週3日の勤務?うらやましい」と会社員の友人に言われることがあるかもしれません。

 

でも、「たった3日」でも、疲れるんです。アメリカの看護師の仕事っぷりをみてみましょう。

 

 

12時間勤務のはずが13時間、時には14時間に延びることも

あなたの勤務体制はどんな形態ですか?2交代制、3交代制、それとも夜勤専従?

 

3交代の日勤にもかかわらず、記録や委員会出席のために退勤できず、帰ってもすぐに深夜から出勤のため全く眠れなかった!という経験がある方も多いのではないでしょうか。

 

手記を寄せたあるアメリカの看護師は、日勤・夜勤ともに12時間交代でありながら、残業のためそれぞれの勤務時間が14時間に延びることもあったそうです。

 

それが週3回。

 

1日あたりの勤務が長時間におよぶため、週3日の勤務でも気分的には週4日勤務と感じ、残りの休日はその勤務からの疲労を回復させるために使われ、自分の趣味や好きなことに使える時間は少ないとか。

 

 

「もう早く帰らせて」ぐったりしても記録は終わらない

終業するころには心身ともにぐったり疲れているものでしょう。

 

しかし、パソコンの画面を見ながら、医師からの指示を忘れないようにメモしたり、カルテを書いたりと勤務終了までに終えなければならないことは山積み。

 

夜勤明けは、眠い目をこすりながら最後の事務作業です。

 

ついさっきまでまだ時間があると思ったのに、もうこんな時間。疲労で頭は働かないし、効率が悪いのは確か。

 

心身ともに疲れ果てて「早く帰りたい……」と思うこともままあるでしょう。

 

 

看護ってそういうもの。それでも続ける。

次から次へと起こることの多さ。

 

モニタリングのアラームが鳴り響き、患者さんは転倒したり、ナースコールが鳴り続けたり。

 

勤務中はこの繰り返し。患者さんの命を守るため、悠長にカルテを書いている時間なんてほとんどないのが現状です。

 

でもやるとなったら、やるしかない。

 

自分が後回しにしていたことに起因して患者さんの容態が悪くなることも考えられ、看護師の観察や判断の一つひとつが重要となります。

 

一般の会社に勤めていたら、このような状況に直面することはほぼないでしょう。

 

「こんな職場環境では長く働き続けられない!」と言って、多くの看護師が職場を去っていくのも当然です。

 

一方で、夜勤明けの充実感や、次から次へと予想できないことが起こることに対応していく現場が好きという看護師も確かにいます。

 

看護師はアメリカでも日本でも同じ。

 

たとえたった週3日勤務であっても、身体的にも精神的にも疲れる仕事だと、仕事内容を理解してもらえたら嬉しいですね。

 

 

(文)Ryo, S.

(参考)Why Working ‘Just’ Three Days a Week As a Nurse Is Utterly Exhausting(The Huffington Post)

この記事をシェアしよう

コメント

0/100

掲示板でいま話題

他の話題を見る

アンケート受付中

他の本音アンケートを見る

今日の看護クイズ

本日の問題

◆泌尿器看護の問題◆Aさんの頻尿の原因として考えにくいものはどれでしょうか?

  1. 糖尿病
  2. 膀胱炎
  3. 過活動膀胱
  4. 生活習慣(トイレや飲水料)

1825人が挑戦!

解答してポイントをGET

ナースの給料明細

8061人の年収・手当公開中!

給料明細を検索