六君子湯とは・・・
六君子湯(りっくんしとう、Rikkunshito)とは、胃の調子を整えるために用いられる漢方薬である。
効能・効果
胃腸の調子が悪い時(特に、胃もたれ、胃の痛み、胸焼けなど胃の調子が悪いとき)の症状改善。
用法・用量
成人は1日7.5gを2〜3回、吸収促進のため空腹時(食前または食間)に服用する。
用量については、規格や年齢によって異なるため、添付文書を確認すること。
副作用(投与後の注意点)
代表的な副作用は以下のとおりである。
・偽性アルドステロン症:六君子湯に含まれる甘草(カンゾウ)による尿中へのカリウム排泄促進作用から、低カリウム血症を引き起こすことがある。症状として、脱力感や四肢の痺れなどが出現し、重症化すると不整脈の原因となる。甘草を含むその他の漢方薬との併用により発症率が高まる可能性があるため、併用には注意する。
・肝機能障害:軽症では血液検査結果の異常(AST、ALT、ALPなど)のみにとどまるが、重症化すると黄疸などの症状の出現につながる。
引用・参考文献
1)ツムラ六君子湯エキス顆粒(医療用).添付文書.(2024年1月閲覧)