看護用語辞典 ナースpedia キーワード:顔面神経

顔面神経とは・・・

顔面神経(がんめんしんけい)とは、顔の表情をつくる筋肉(表情筋)の運動を支配し、涙や唾液の分泌、味覚にもかかわる神経のことである。12ある脳神経(※)のひとつで、第七脳神経とも呼ばれる。

顔面上部は大脳皮質から両側へ、顔面下部は片側の大脳皮質から反対側への支配を受ける。そのため、もし中枢神経に障害があった場合、病変がある部分と反対側の顔面に表情筋の麻痺が起こる。また、末梢神経の場合は、病変がある部分と同じ側の顔面の上部・下部ともに麻痺が起こる。

【顔面神経の機能】

■運動神経
・顔面の表情筋:表情筋の運動を司る
・アブミ骨筋:アブミ骨筋反射(大きな音に反応して内耳を保護する反射)を行う

■感覚神経
・舌の前3分の2:この部分の味覚を司る
・外耳道、鼓膜、耳介後方部の一部:外耳道、鼓膜などの知覚を司る

副交感神経
・涙腺、鼻腺、舌下腺、顎下腺や口蓋腺:涙、鼻汁、唾液の分泌を行う

【代表的な疾患】
患者に表情筋を動かしてもらうことで、顔面神経の障害の有無を確認する。

■末梢性顔面神経麻痺
ベル麻痺:顔面神経管の中の顔面神経が水膨れになり、顔面表情筋が動かせなくなったり、味覚低下、聴覚過敏などになる
・ラムゼイ・ハント症候群:帯状疱疹ウイルスに感染することで、顔面神経麻痺や耳の痛み、水疱が起こる

※ちなみに脳神経にはほかに、嗅神経視神経動眼神経滑車神経三叉神経、外転神経、内耳神経、舌咽神経、迷走神経副神経、舌下神経がある。

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