患者さんのQOL向上に貢献!口腔ケアのスペシャリスト
【2】資格取得のメリット
【4】受験資格
【5】認定までの流れ
「日本口腔ケア学会認定資格」ってどんな資格?
日本口腔ケア学会認定資格は、口腔ケアの知識・技術の普及と質の向上目指した制度です。1級から5級および指導者までの段階があります。
資格取得のメリット
【1】患者さんのQOL向上に大きく寄与できる
口腔ケアとは、口腔の疾病予防にはじまり、健康保持や増進、さらにはリハビリテーションによるQOLの向上をめざした科学であり技術と言われています。
その範囲は広く、検診、口腔清掃、義歯の着脱と手入れ、咀嚼・摂食・嚥下のリハビリ、歯肉・頬部のマッサージ、食事の介護、口臭の除去、口腔乾燥予防などがあります。資格取得を通じて、多くの患者さんのQOL向上に寄与できることでしょう。
【2】転職にも有利に
口腔ケアはその守備範囲の広さから、一般病院から口腔専門病院、高齢者病院、さらには介護施設など、多くの職場が専門家を必要としています。
とくに高齢者は口腔に関する不安が多く、今後ますます専門家への期待が高まっていくと思われます。資格を持っていることで転職も有利になるといえそうです。
資格データ(認定数・費用など)
費用 10,000~30,000円
取得までの期間 3ヶ月程度
在宅学習 可能。日本口腔ケア学会のHPよりテキスト(3,500円)が購入できます。
受験資格
【1】学会員 (会員)の必要性 …〇
日本口腔ケア学会の学会員であることが必要。
受験する級により必要となる会員歴が変わるので詳細は日本口腔ケア学会のHPを参照。
なお、4・5級は入会した年度から受験することができます。
【2】臨床経験の必要性 …△
4級以上は医療系の有資格者であることが必要。
【3】講習会等へ参加の必要性 …○
3級以上は口腔ケアについての実施症例報告書の提出や学会発表などの条件が加わります。
認定までの流れ
【1】認定試験
・日程:随時実施。最新の試験予定日は日本口腔ケア学会のホームページ内に掲載。
・申し込み方法:試験要項申請書類(入会時のEメールに添付されてくる)をWordで作成し、フロッピーかメールに添付して提出
・締め切り:試験日の30日前
・受験料:5級・4級 10,000円 /3級 20,000円/2級 25,000円/1級・口腔ケア指導者 30,000円
・受験地:全国各地
【2】試験内容
・筆記試験(2~5級)
・口頭試問(1~2級)
資格承認団体
日本口腔ケア学会
記事最終更新日
2016年11月8日