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2019年09月04日

用意する湯の温度を52~60℃前後に設定するのはなぜ?|清拭

看護技術のなぜ?ガイドブック

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

今回は清拭時に用意する湯の温度に関するQ&Aです。

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

用意する湯の温度を52~60℃前後に設定するのはなぜ?

熱めの湯を用意するのは、準備中の温度低下を考慮するためです。

室温が24℃の場合、湯の温度は1分経過するごとに1℃下がるとされています。ウォッシュクロスを洗う際にも、同様に湯の温度は1℃ずつ下がります。54℃の湯10Lをポリバケツに放置すると、10分間で約3℃の割合で湯温が低下するという報告もあります。準備に要する時間を考慮して、湯温を決めるようにしましょう。

一般的に、看護師が手を入れてウォッシュクロスを絞ることができる最高温度は、50~52℃です。しかし、手の感覚には個人差がありますので、自分で扱える湯温の限界を知っておくことも大切です。50~52℃の湯で絞ったウォッシュクロスを手に巻きつけている間に、温度はさらに下がります。実際に患者の皮膚を拭く時には、入浴とほぼ同じ40~42℃くらいになっていると思われます。

ただし、背部は冷覚が最も敏感な部位ですから、ほかの部位より熱めの湯で行います。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。/著作権所有(C)2016照林社

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

参考文献

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