1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 看護技術のなぜ?>
  4. 苦しい時、臥位より座位が呼吸が楽なのはなぜ?

2019年02月23日

苦しい時、臥位より座位が呼吸が楽なのはなぜ?

看護技術のなぜ?ガイドブック

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は呼吸姿勢に関するQ&Aです。

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

苦しい時、臥位より座位が楽なのはなぜ?

座位や半座位になると横隔膜が下がり、腹部の内臓が重力で下垂するため、横隔膜への圧迫が減少します。その結果、呼吸面積が広がって肺の伸展が容易になり、呼吸が楽に感じられるようになります。

また、胸郭が伸展し、横隔膜や側腹筋の運動が、より活発になること呼吸を楽にする一因です。

うっ血性心不全などの心臓性呼吸困難の場合は、座位になると下肢や腹部の静脈に血液が溜まり、心臓に戻ってくる血液が減少するため、肺のうっ血が軽減されます。これによって、呼吸はやや楽になります。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。/著作権所有(C)2016照林社

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

この連載

  • 男性は腹式、女性は胸式呼吸が多いのはなぜ? [03/09up]

    『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は男女の呼吸法に関するQ&Aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授   男性は腹式、女性は胸式呼吸が多いのはなぜ? 一般に、女性は腹... [ 記事を読む ]

  • 年齢によって呼吸数が異なるのはなぜ? [03/02up]

    『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は呼吸数に関するQ&Aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授   年齢によって呼吸数が異なるのはなぜ? 年齢により、1回の呼吸で換気でき... [ 記事を読む ]

  • 苦しい時、臥位より座位が呼吸が楽なのはなぜ? [02/23up]

    『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は呼吸姿勢に関するQ&Aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授   苦しい時、臥位より座位が楽なのはなぜ? 座位や半座位になると横隔膜が...

  • 正確に1分間測定するのはなぜ?|呼吸測定 [02/16up]

    『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は「呼吸測定の時間」に関するQ&Aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授   正確に1分間測定するのはなぜ? 普通、吸息(きゅうそく... [ 記事を読む ]

  • 呼吸数、深さ、リズムを観察するのはなぜ?|呼吸測定 [02/09up]

    『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は「呼吸測定の観察ポイント」に関するQ&Aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授   呼吸数、深さ、リズムを観察するのはなぜ? 健康... [ 記事を読む ]

もっと見る

関連記事

いちおし記事

爪切りで傷害罪になる!?

場合によっては看護師が刑事責任を問われることも…! [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

あなたの勤務先にはローカルルールってある?

投票数:
1236
実施期間:
2019年08月06日 2019年08月27日

病棟の申し送り、どれくらい時間をかけてる?

投票数:
1222
実施期間:
2019年08月09日 2019年08月30日

「あぁ、看護師でよかった」と思ったことはある?

投票数:
1112
実施期間:
2019年08月13日 2019年09月03日

あなたの職場はマタハラある?

投票数:
1050
実施期間:
2019年08月16日 2019年09月06日

あなたの推しスイーツがあるコンビニは?

投票数:
950
実施期間:
2019年08月20日 2019年09月10日

苦手な看護技術、克服したことある?

投票数:
359
実施期間:
2019年08月23日 2019年09月13日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者141

64歳の男性患者さん 。心不全が再発し、入院することになりました。内服薬の管理・食事の制限ができていないことが問題となっています。独居で支援者はいません。栄養士からの栄養指導を実施しましたが、「1人暮らしで食事なんて作っていられない。3食ちゃんと食べているのだからそれでいいだろう。病院の食事なんて味が薄くて食べられない」と話し、食事療法を取り入れるつもりはない様子です。この患者さんへの看護師の介入方法として、最も優先すべきものでしょうか?

  • 1.医師から食事制限の必要性を説明してもらう。
  • 2.食生活がきちんとできるよう、自炊を心がけるように指導する。
  • 3.今までの生活について話を聞く。
  • 4.減塩の宅配食を勧める。
今日のクイズに挑戦!