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2018年05月14日

睡眠中の発汗が多くなるのはなぜ?

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「睡眠中の発汗」に関するQ&Aです。

睡眠中の発汗が多くなるのはなぜ?

睡眠中は筋の運動がほとんど行われないので、骨格筋による熱の再生が減り、エネルギー代謝は安静時に比べて20%も低下します。この時、昼間と同じ体温を維持するなら、エネルギー代謝を高める必要があります。しかし、睡眠中は明日へのエネルギーを蓄える時間帯です。できる限り生体の活動を控え、代謝活動を低く抑えないと内部環境の再調整はスムーズに運びません。つまり、良質な睡眠を得るためには体温を下げる必要があるのです。 

体温調節を行うのは、視床下部にある体温調節中枢です。体温調節中枢は睡眠中の最低体温セットポイントというものを定め、睡眠中は、ここまで体温を下げなさいという指令を出します。その結果、体内にたまっていた熱を放出するために発汗するのです。入眠後2〜3時間の寝入りばなに汗をかきやすいのは、睡眠中にふさわしい体温にまで、早めに下げる必要があるからです。

 

MEMO睡眠と尿量

睡眠中には尿量が減ります。睡眠中は代謝が低下するため老廃物の量が減り、さらに腎血流量が減り、糸球体の濃縮機能が亢進するためです。起床時に排泄される尿は、濃縮されたものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』(監修)山田幸宏/2016年2月刊行

看護のためのからだの正常・異常ガイドブック

引用・参考文献

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