1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 看護のためのからだの正常・異常>
  4. 興奮すると胸がドキドキするのはなぜ?

2016年05月23日

興奮すると胸がドキドキするのはなぜ?

解剖生理Q&A

看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。

〈前回〉

心筋の収縮はどのように伝わるの?

今回は「心拍数と興奮の関係」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

興奮すると胸がドキドキするのはなぜ?

ゆっくりとくつろいでいる時には心臓の拍動は安定していますが、興奮したり運動をすると拍動は激しくなります。

この変化に関係しているのが、自律神経の交感神経と副交感神経です。

交感神経は戦いに行く時に、副交感神経はリラックスした時に優位になります。

この2つの神経が心臓を支配していますので、緊張したり運動したりすると交感神経が優位になり、心臓に血液をたくさん送り出すように指令を伝えます。

この指令が心臓に伝わると、心筋内の筋小胞体というところからカルシウムイオン(Ca2+)が放出され、これが心筋線維に結合して心筋が収縮し、心拍数が増加します。

一方、上記のカルシウムイオンのない状態ではカリウムイオンが多くなり、心筋は弛緩して心拍数が減少します。

 

〈次回〉

心臓の血液が逆流しないのはなぜ?

⇒〔解剖生理Q&A一覧〕を見る

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

この連載

  • 心臓はどこから酸素や栄養を得ているの? [05/30up]

    看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 心臓の血液が逆流しないのはなぜ? 今回は「冠状動脈」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長 ... [ 記事を読む ]

  • 心臓の血液が逆流しないのはなぜ? [05/27up]

    看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 興奮すると胸がドキドキするのはなぜ? 今回は「血液が逆流しない仕組み」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健... [ 記事を読む ]

  • 興奮すると胸がドキドキするのはなぜ? [05/23up]

    看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 心筋の収縮はどのように伝わるの? 今回は「心拍数と興奮の関係」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センタ...

  • 心筋の収縮はどのように伝わるの? [05/20up]

    看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 心臓はどのようにして血液を送り出しているの? 今回は「心筋の収縮」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診セ... [ 記事を読む ]

  • 心臓はどのようにして血液を送り出しているの? [05/16up]

    看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 肺循環と体循環の違いは? 今回は「心臓の機能」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長   ... [ 記事を読む ]

もっと見る

関連記事

  • 血液は何でできている?|流れる・運ぶ(4) [07/24up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、循環器系についてのお話の4回目です。 〈前回の内容〉 動脈と静脈|流れる・運ぶ(3) 血管の世界を探索中のナスカ。動脈と静脈、それぞれ... [ 記事を読む ]

  • 血液の成分と働き|血液と生体防御 [06/05up]

    看護師のための生理学の解説書『図解ワンポイント生理学』より。 〈前回の内容〉 自律神経系の機能|神経系の機能 今回は、血液の成分と働きについて解説します。 片野由美 山形大学医学部名誉教授 内田勝雄 山... [ 記事を読む ]

  • 本当に大切なことが1冊でわかる 循環器 記事一覧 [01/15up]

    本当に大切なことが1冊でわかる循環器 記事一覧 照林社×看護roo!のコラボにより実現した循環器の看護が1冊でわかる書籍。 解剖に疾患、フィジカルアセスメント、検査、治療などなど…ナースに必要なことだけ網羅しました。 もち... [ 記事を読む ]

  • 動脈と静脈|流れる・運ぶ(3) [07/22up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、循環器についてのお話の3回目です。 〈前回の内容〉 心臓は働きもの|流れる・運ぶ(2) 血管の中を冒険中のナスカ。心臓が1日10万回も... [ 記事を読む ]

  • 心臓は働きもの|流れる・運ぶ(2) [07/17up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、循環器系についてのお話の2回目です。 〈前回の内容〉 多細胞生物が備えた物流システム|流れる・運ぶ(1) 解剖生理を学ぶため、体内を冒... [ 記事を読む ]

いちおし記事

患者さんから“深い話”を打ち明けられたとき…。あなたならどう受け止める?

【マンガ】大切な人が死ぬとき~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~(12) [ 記事を読む ]

点滴静脈内注射が血管外に漏れたら、どうなるの?

どんな症状が起こるか、どう対応すればよいか解説!観察ポイントがひと目でわかるイラストも紹介! [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

病院でお正月にちなんだ特別なことをした?

投票数:
1455
実施期間:
2020年01月03日 2020年01月24日

2020年の抱負教えて!

投票数:
1338
実施期間:
2020年01月07日 2020年01月28日

インフルエンザにかかったら、有休?欠勤?

投票数:
1266
実施期間:
2020年01月10日 2020年01月31日

あなたの病院で成功した画期的な「働き方改革」はある?

投票数:
1193
実施期間:
2020年01月12日 2020年02月02日

実録!? 私はこう太った!!!!

投票数:
1156
実施期間:
2020年01月14日 2020年02月04日

チェックしてる「勉強垢」ってある?

投票数:
627
実施期間:
2020年01月17日 2020年02月07日

あなたが作り出した「自分史上最低の料理」は?

投票数:
455
実施期間:
2020年01月21日 2020年02月11日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者799

◆がん看護の問題◆Cさんは40歳代の営業職の仕事を行っている男性です。非小細胞肺がんと診断され、「今後も仕事を継続しながら治療を行いたい」と話しています。
Cさんの治療は、抗がん剤であるビノレルビン酒石酸塩+シスプラチン療法を行うことになりました。
今後、骨髄抑制の副作用が予測されるCさんに対してどのような説明が必要でしょうか?

  • 1.抗がん剤投与から1週間は特に貧血に注意して生活をしてもらう。
  • 2.治療期間中は感染を防ぐため、仕事を控えるように説明する。
  • 3.血小板の減少は抗がん剤投与後3週間程度で起こるが、その時期は、自分で気づきにくい内出血に注意するよう説明する。
  • 4.白血球は抗がん剤投与後7~14日程度で最低値となるため、特にこの期間は感染に注意が必要である。
今日のクイズに挑戦!