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2016年05月20日

心筋の収縮はどのように伝わるの?

解剖生理Q&A

看護師のための解剖生理の解説書『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。

〈前回〉

心臓はどのようにして血液を送り出しているの?

今回は「心筋の収縮」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

心筋の収縮はどのように伝わるの?

心臓は、神経が切断されても拍動を続けることができます。これを心筋の自動性といい、一部の筋線維が受け持っています。心筋の自動性の興奮が始まるのは、右心房の洞房結節(どうぼうけっせつ)[洞結節(キース・フラック結節)]という部分です。この部分をペースメーカーと呼んでいます。

 

右心房の洞房結節からの刺激は左右の心房に伝わり、心房が収縮します。また、洞房結節の刺激は房室結節(田原の結節)、房室束(ヒス束)を介して心室に伝わり、左右の心室がほとんど同時に収縮します。

この一連の経路を刺激伝導系といいます。 

このようにして、心室から大きな血管に向けて搾り出すように、血液が送り出されます。

 

〈次回〉

興奮すると胸がドキドキするのはなぜ?

⇒〔解剖生理Q&A一覧〕を見る

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

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