1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 看護のためのからだの正常・異常>
  4. 末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの?

2017年12月28日

末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの?

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「伝導路」に関するQ&Aです。

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの?

末梢神経からの情報(電気信号)は、その情報の種類(どの感覚受容器が受け取った情報か)により、決まった神経細胞までたどり着きます(中枢神経の玄関口です)。そこから先は、やはり中枢神経の決まったルートを通り、さらに上位の中枢へと進んでいきます。

この中枢のなかの信号の通り道を伝導路といいます。

伝導路を情報が進む方法は、基本的には末梢神経の時と同様、電気信号として進んでいきますが、情報によって伝導路が異なります。

伝導路には、上行性伝導路と下行性伝導路があります。上行性伝導路は外界から来た情報の通り道、下行性伝導路は中枢からの指令の通り道になります。

そのほかにも、中枢同士を連結しているいくつもの伝導路があります。最も重要なのは、下行性伝導路に属する錐体路(すいたいろ)と錐体外路(すいたいがいろ)です(「運動神経はどこを通っているの?」参照)。

 

⇒〔解剖生理Q&A 記事一覧〕を見る


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

参考文献

著作権について

この連載

  • 骨が折れてもいずれ治るのはなぜ?|骨折が治癒するまでのプロセス [02/08up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「骨折が治癒するまでのプロセス」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長     骨が折れてもいずれ治るのはなぜ? 骨折した... [ 記事を読む ]

  • 自律神経とホルモンはどのように連動しているの? [01/18up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「自律神経とホルモン」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長   自律神経とホルモンはどのように連動しているの? 私たちの体のな... [ 記事を読む ]

  • 末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの? [12/28up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「伝導路」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長   末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの? 末梢神経からの情報(電...

  • 脊髄と脊椎はどう違うの? [12/11up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「脊髄と脊椎」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長   脊髄と脊椎はどう違うの? 脊髄は、脳とともに中枢神経系を形成する器官で... [ 記事を読む ]

  • 小脳はどんな働きをしているの? [11/20up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「小脳」に関するQ&Aです。 山田幸宏 昭和伊南総合病院健診センター長   小脳はどんな働きをしているの? 小脳は運動の調節や熟練に関係する部分です。 ... [ 記事を読む ]

もっと見る

関連記事

  • 中枢神経と末梢神経|感じる・考える(2) [09/08up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経系についてのお話の2回目です。 〈前回の内容〉 神経細胞とグリア細胞|感じる・考える(1) 解剖生理学の面白さを知るため、感覚がと... [ 記事を読む ]

  • 味覚と触覚のメカニズム――味蕾と皮膚|感じる・考える(5) [09/15up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経系についてのお話の5回目です。 〈前回の内容〉 聴覚と嗅覚のメカニズム――耳と鼻|感じる・考える(4) 解剖生理学の面白さを知るた... [ 記事を読む ]

  • 血糖値・血圧・体液の調節|調節する(4) [09/01up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経伝達物質・ホルモンについてのお話の4回目です。 〈前回の内容〉 標的細胞を刺激するホルモン|調節する(3) 解剖生理学の面白さを知... [ 記事を読む ]

  • 体温の調節|調節する(5) [09/03up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経伝達物質・ホルモンについてのお話の5回目です。 〈前回の内容〉 血糖値・血圧の調節|調節する(4) 解剖生理学の面白さを知るため、... [ 記事を読む ]

  • 神経細胞とグリア細胞|感じる・考える(1) [09/05up]

    解剖生理が苦手なナースのための解説書『解剖生理をおもしろく学ぶ』より 今回は、神経系についてのお話の1回目です。 〈前回の内容〉 体温の調節|調節する(5) 解剖生理学の面白さを知るため、体温を一定に保つための仕... [ 記事を読む ]

いちおし記事

爪切りで傷害罪になる!?

場合によっては看護師が刑事責任を問われることも…! [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

あなたの勤務先にはローカルルールってある?

投票数:
1239
実施期間:
2019年08月06日 2019年08月27日

病棟の申し送り、どれくらい時間をかけてる?

投票数:
1225
実施期間:
2019年08月09日 2019年08月30日

「あぁ、看護師でよかった」と思ったことはある?

投票数:
1116
実施期間:
2019年08月13日 2019年09月03日

あなたの職場はマタハラある?

投票数:
1052
実施期間:
2019年08月16日 2019年09月06日

あなたの推しスイーツがあるコンビニは?

投票数:
954
実施期間:
2019年08月20日 2019年09月10日

苦手な看護技術、克服したことある?

投票数:
382
実施期間:
2019年08月23日 2019年09月13日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者372

64歳の男性患者さん 。心不全が再発し、入院することになりました。内服薬の管理・食事の制限ができていないことが問題となっています。独居で支援者はいません。栄養士からの栄養指導を実施しましたが、「1人暮らしで食事なんて作っていられない。3食ちゃんと食べているのだからそれでいいだろう。病院の食事なんて味が薄くて食べられない」と話し、食事療法を取り入れるつもりはない様子です。この患者さんへの看護師の介入方法として、最も優先すべきものでしょうか?

  • 1.医師から食事制限の必要性を説明してもらう。
  • 2.食生活がきちんとできるよう、自炊を心がけるように指導する。
  • 3.今までの生活について話を聞く。
  • 4.減塩の宅配食を勧める。
今日のクイズに挑戦!