1. 看護roo!>
  2. 看護・ケア>
  3. 看護のためのからだの正常・異常>
  4. 血液を調べると肝機能が分かるのはなぜ?

2017年01月09日

血液を調べると肝機能が分かるのはなぜ?

解剖生理Q&A

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は血液と肝機能に関するQ&Aです。

血液を調べると肝機能が分かるのはなぜ?

肝臓は生体の「化学工場」という別名があるように、様々な化学反応を行っています。そのため、肝機能が衰えると化学反応の結果に変化が現れ、血液中の物質量にも変化が生じます。

例えば肝細胞が障害されると、肝細胞内に含まれる酵素であるAST、ALTが血中に流れ出します。同様に、肝細胞が障害されると、血液中のLDH、アルカリフォスファターゼ、γGTPなどが増加します。

肝障害を起こすと、タンパク質が作られなくなるためアルブミン値が低下し、コレステロールが合成できなくなるためコレステロール値が低下します。また、血液凝固因子が合成されなくり、凝固能が低下して出血しやすくなるなどの変化が現れます。

 

⇒〔解剖生理Q&A一覧〕を見る


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』(監修)山田幸宏/2016年2月刊行

看護のためのからだの正常・異常ガイドブック

 引用・参考文献

著作権について

この連載

  • 糖質はどのような形で吸収されるの? [02/06up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は糖質の吸収に関するQ&Aです。 糖質はどのような形で吸収されるの? 糖質は炭水化物とも呼ばれ、単糖(たんとう)、少糖(しょとう)、多糖(たとう)に分けられます。 ... [ 記事を読む ]

  • 異化作用って具体的にはどういうこと? [01/19up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は「異化作用」に関するQ&Aです。 異化作用って具体的にはどういうこと? 同化作用とは同化作用とは逆に、自分の体の成分を分解して異なる物質に変える過程を異化作用といいま... [ 記事を読む ]

  • 血液を調べると肝機能が分かるのはなぜ? [01/09up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 今回は血液と肝機能に関するQ&Aです。 血液を調べると肝機能が分かるのはなぜ? 肝臓は生体の「化学工場」という別名があるように、様々な化学反応を行っています。そのため、肝機...

  • 失禁のメカニズム [12/19up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 排尿を我慢できるのはなぜ? 今回は「失禁」に関するQ&Aです。   失禁のメカニズム 尿を膀胱内にためておくことができず、不随意に出ることを... [ 記事を読む ]

  • 腎臓が細菌に感染するとどうなるの? [11/28up]

    『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。 〈前回〉 尿量が変化する原因は何? 今回は「腎臓の細菌感染」に関するQ&Aです。   腎臓が細菌に感染するとどうなるの? 腎臓は、ほかの臓器と同じよう... [ 記事を読む ]

もっと見る

関連記事

いちおし記事

ナースコールが多い人の特徴

ナースコールがないのは、平穏な証拠…とは限りません。 [ 記事を読む ]

栄養剤の投与で見るべきポイント、押さえました

栄養剤注入を「投与前」「投与中」「投与終了後」に分け、流れに沿って、それぞれの基本的な注意点・看護のポイントを解説します。 [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

院内勉強会…。忙しくても「出席したい」と思うテーマは?

投票数:
1447
実施期間:
2017年11月28日 2017年12月19日

摘便って得意?

投票数:
557
実施期間:
2017年12月01日 2017年12月22日

インフルエンザの症状、何がいちばんツラい?

投票数:
540
実施期間:
2017年12月05日 2017年12月26日

「これは腰にくる…」どの場面が一番ツラい?

投票数:
479
実施期間:
2017年12月08日 2017年12月29日

仕事で使うボールペン、推しメーカーある?

投票数:
455
実施期間:
2017年12月12日 2018年01月02日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者1605

46歳女性、呼吸困難感を訴えて歩行で来院しました。SpO2は92%で会話は可能です。喘鳴が聴診しなくても聞こえてきます。以下の中で最も正しい考え・対応はどれでしょうか?

  • 1.喘鳴があるものの、SpO2の値が正常範囲のため、待合室で診察を待っていてもらう。
  • 2.気管挿管の可能性を考え、水分摂取は控えるように伝える。
  • 3.拘束性障害を起こしている可能性があり、座位で治療を受けるほうがよい。
  • 4.待っている間に喘鳴が消失したため、そのまま様子を見た。
今日のクイズに挑戦!