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2016年10月18日

高圧浣腸時、イリゲーターの液面の高さを肛門から50cmくらいにするのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は高圧浣腸に関するQ&Aです。

高圧浣腸時、イリゲーターの液面の高さを肛門から50cmくらいにするのはなぜ?

腸粘膜に対して、浣腸液の圧力が、機械的刺激として最適であるためです。

 

〈目次〉

 

浣腸とは

浣腸とは、排便困難時や腸の蠕動運動を促すときなどに行なわれます。腸粘膜は機械的刺激に対してきわめて鋭敏なため、カテーテルの太さおよび腸管との間の摩擦、浣腸液の量、イリゲーターの高さなどに対しては、適切な考慮が必要です。

 

イリゲーターを高くすると

イリゲーターの液面を高くすると、強い圧力が直腸に作用することになり、注入速度も速くなるので、急激に大量の浣腸液が直腸に入ります。すると、直腸の急激な拡張と内圧の上昇により腸粘膜を損傷する危険があり、また、早期に排便反射が起こります。

その結果、所定量の浣腸液が入りきらない前に便意を感じ、排便せずに、浣腸液だけが排出してしまうことになります(図1)。

図1カテーテルの挿入とイリゲータの位置

カテーテルの挿入とイリゲータの位置

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版根拠から学ぶ基礎看護技術』編著江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

著作権について

この連載

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