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2016年10月11日

浣腸時、カテーテルの挿入する長さはどのくらい?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は浣腸時のカテーテル挿入の長さに関するQ&Aです。

浣腸時、カテーテルの挿入する長さはどのくらい?

5cm以上の挿入を避けます。挿入が長すぎると腸粘膜を損傷する危険性があるためです。

 

カテーテル挿入の長さは

成人の直腸の長さは約20cmです。したがって、カテーテルを奥に挿入しようとすると、S状結腸へ移行する部位の腸壁や直腸膨大部に存在する直腸弁を機械的に損傷する危険性があります。また、カテーテルの先が折れ曲がって浣腸液の流入を防げる可能性もあります。

成人では肛門管の長さは4〜5cm程度であり、一般的にはカテーテルを5cm挿入すれば安全で、しかも初期の目的を達成することができます。5cm以上の挿入では、肛門縁から約6cmのところにあるコールラウシュヒダを含め直腸壁を損傷させる可能性があるとされています。

逆に短すぎると注入時、一定の水圧がかかるためカテーテルが抜けたり、浣腸液が腸内に入らず肛門より外に排出することがあります。ですから、適当な長さまで挿入する必要があります。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』編著 江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

著作権について

この連載

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