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2016年08月23日

夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は睡眠中の尿意に関するQ&Aです。

夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ?

夜間、睡眠中は膀胱が弛緩し、内腔が拡張しやすく、内圧の上昇が緩やかであるためです。

 

〈目次〉

 

睡眠中の膀胱は

尿意は膀胱内圧の上昇によって起こるものですが、睡眠中は膀胱壁を構成する平滑筋が弛緩状態となり、膀胱の内腔をかなりまで拡張することが可能です。

そのため、相当大量の尿が貯留しても、膀胱内圧の上昇が緩やかであるため、尿意を起こさないですむことができます。

 

睡眠中に尿意を感じる感覚は

また、尿意は大脳皮質に起こる感覚ですが、睡眠中は大脳の活動も低下し、覚醒時と比較すると尿意を感ずる感覚自体も低下している状態と考えられます。

逆に、いわゆる眠りが浅い状態では、覚醒時に近い大脳皮質の働きも起こり、尿意を感じやすくなります。明け方に尿意を感じて目を覚ますことがあるのは、尿の貯留がある程度増量して、膀胱内圧の上昇が起こっているのと、大脳の働きがやや活発になり始めているためと考えられます。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』編著 江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

著作権について

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右上腹部打撲痕および、右腹部圧痛あり。

  • 1.生理学的評価では循環に異常があるため、カテゴリーは赤。解剖学的評価は腹部圧痛、右上腹部打撲痕があることから、カテゴリーは赤となる。
  • 2.意識レベルは低下していないため、生理学的評価ではカテゴリーは黄。解剖学的評価は、右上腹部に打撲痕があるため、カテゴリーは黄となる。
  • 3.橈骨動脈微弱のため、生理学的評価ではカテゴリーは赤。解剖学的評価は、右上腹部打撲痕があることから、カテゴリーは黄となる。
  • 4.呼吸回数24回/分、意識レベル清明で生理学的評価は黄色のため、最終的な優先順位のカテゴリーは黄となる。
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