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2016年08月06日

血圧には、性差、年齢差などがあるのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は性差、年齢差による血圧の違いに関するQ&Aです。

血圧には、性差、年齢差などがあるのはなぜ?

血管の弾力性が異なり、男性高齢者ほど動脈硬化が強くなるためです。

 

〈目次〉

 

年齢が高い人や男性の血圧が高いのは

血圧の高低を決定する1つの因子として、血管壁の弾力性があります。年齢差では年齢の高い人ほど、また性差では男性ほど動脈硬化すなわち血管壁の弾力性の減少が起こりやすくなります。

これは、小児期と比較して成人では塩分や脂肪の摂取量が増加し、動脈硬化あるいは循環血液量の増加が起こりやすくなるためです。

 

各年齢の血圧は

各年齢による血圧の基準値とは、一般には新生児では60mmHg、1歳以後~20歳未満では80+2x(mmHg:xは年齢)、20歳で120mmHgに達し、20歳以後は120+(x-20/2)(mmHg)が一応の基準値あるいは平均的な値であるといわれていますが、日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン(表1)では、年齢に関係なく成人の基準血圧値の範囲を規定しています。

表1成人における血圧値の分類

成人における血圧値の分類

 

以上は収縮期血圧(最大血圧)値ですが、拡張期血圧(最小血圧)は、収縮期血圧の約2/3の値をとり、成人では70~85mmHg程度が標準値と考えられています。

また女性は男性と比較して、平均5~10mmHg収縮期血圧が低くなりますが、拡張期血圧はそれほど差はありません。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』編著 江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

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