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2016年07月19日

マンシェットを巻く位置が決まっているのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回はマンシェットを巻く位置に関するQ&Aです。

マンシェットのゴム嚢の中央が上腕のやや内側で、下縁が肘関節の2~3cm上方になるように巻くのはなぜ?

上腕動脈の走行に合わせるためと、肘関節部分をあけて、そこに聴診器を当てるためです。

 

〈目次〉

 

マンシェットのゴム嚢の中央を上腕のやや内側に巻くのは

一般に、血圧は上腕動脈で測定しますが、正確に測定するためには、マンシェットのゴム嚢が、上腕動脈を囲むように当たっていなければなりません(図1)。

図1マンシェットの巻き方

マンシェットの巻き方

 

上腕動脈の走行が上腕の内側の中央であるため、マンシェットのゴム嚢の中央が上腕のやや内側であれば、十分に上腕動脈を緊迫することができます。上腕の外側のみを圧迫したり上腕動脈をマンシェットの布だけで圧迫した場合には、血圧は低くなります。

 

マンシェットの下縁が肘関節の2~3cm上方になるように巻くのは

マンシェットの下縁が肘関節に近づくと、聴診器とマンシェットが接触して、雑音が入ってしまうからです。そのため肘関節の部分を十分にあけておく必要があり、また、肘を曲げると、聴診器の膜面が浮き上がり周囲の雑音まで入るので、まっすぐ伸ばすことも必要です。

 

聴診器の使い方

ここで聴診器の使い方も説明します。耳の穴(外耳道)は耳の入り口から鼻の方向に向いていますので、聴診器を図2のように持つと耳にぴったり収まります。

図2聴診器の持ち方と挿入の向き

聴診器の持ち方と挿入の向き

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版 根拠から学ぶ基礎看護技術』編著 江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

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  • 1.生体に侵襲が加わると必ず供給される内因性エネルギーは、筋タンパク質異化により供給されるアミノ酸を基質とした糖新生のことである。
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