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2016年04月15日

体温が急激に上がるとき、汗が出るのはなぜ?

看護技術Q&A

『根拠から学ぶ基礎看護技術』より転載。
今回は発熱による発汗に関するQ&Aです。

体温が急激に上がるとき、汗が出るのはなぜ?

水分の蒸発による体熱の放散を促し、体温の恒常性を維持するためです。

 

〈目次〉

 

発汗のメカニズムは

発汗とは、知覚神経からの興奮が間脳の視床下部にある発汗中枢へ伝達され、発汗中枢から交感神経を経て全身の汗腺へ興奮が伝わり、汗腺からの分泌、すなわち水分の蒸発が行なわれることです。

 

発汗の種類は

発汗は、「温熱性発汗」「精神性発汗」「味覚性発汗」に分類されますが、それぞれ汗の出る場所に特徴があります。

温熱性発汗は、外界の気温が高いときや、筋肉運動などで体熱産生が亢進したときに現れる発汗で、水分蒸発によって体熱の放散を促すものです。体温の恒常性維持という生理的に最も重要な役目を果たしています。

この発汗は、手掌(しゅしょう;てのひら)と足蹠(そくせき;足の裏)を除く全身の皮膚で起こります。一般に汗の蒸発しやすい場所、とくに前額、頚部、体幹の全面・後面で発汗がみられます。

精神性発汗は、精神的興奮によって起こるもので、手掌、足蹠、腋窩にみられます。

味覚性発汗は、酸味や辛味などのいわゆる刺激性の強いものを飲食したとき、顔面や頭を中心に起こります。

 

体温が上がるときに出る発汗の役目は

体温が急激に上がるときに汗が出るのは、温熱性発汗によるものですが、発汗は、輻射(ふくしゃ)・伝導・対流以外の体熱放散にかかわる重要な役目といえます。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

[出典]『新訂版根拠から学ぶ基礎看護技術』編著江口正信/2015年3月刊行

根拠から学ぶ基礎看護技術

引用・参考文献

著作権について

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