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  4. おむつの処方箋~おむつの選び方・おむつの利点と問題点

2016年02月15日

おむつの処方箋

『WOC Nursing』2015年12月号<快適な排尿を取り戻す~おしっこのケア・最前線~>より抜粋。
おむつの処方箋について解説します。

 

Point

  • おむつ使用における利点と問題点を知る
  • 排泄アウターの特徴・適用を理解する
  • 排泄インナーの特徴・適用を理解する
  • 排泄アウター1枚+排泄インナー1枚の組み合わせが基本となる

大坪麻理
(株式会社はいせつ総合研究所 排泄用具の情報館 むつき庵)

浜田きよ子
(株式会社はいせつ総合研究所 排泄用具の情報館 むつき庵 代表)

 

〈目次〉

 

はじめに

おむつは単なる消耗品ではありません。上手に使えば安心をもたらすものであり,いい加減な使い方ではおむつを必要とする人の身体を損なうものでもあります。

 「おむつを何重にも当てられていて寝返りがしにくい」

 「仙骨に褥瘡ができた」

これらは間違ったおむつの使用がもたらす結果であることが少なくありません。

排泄ケアは生活全体に大きくかかわるケアです。おむつを必要とする人にとってよりよい状態となり,その生活の質を損なうことのないように,おむつの持つ役割や適切な使用法を知ることが必要です。

 

おむつの利点と問題点

排泄用具の情報館「むつき庵」では,さまざまな排泄にかかわる相談を受けます。

おむつは,排泄トラブルへの対策の1つとして有効です。しかしながら「尿漏れがあるからおむつを着ければいい」というものではありません。

治療や生活環境の工夫,生活の見直しで改善されることも多く,安易におむつ使用に頼らない方法を見きわめていくことも重要です。そのことを踏まえつつ,おむつの利点を考えてみましょう。

 

おむつの利点

おむつを適切に使用することで,失禁の不安がなくなり,外出などの活動性を高めることができます。また,トイレへの移動や衣服の着脱などによる身体の負担を軽減できるため,安眠できることも挙げられます。

安静が必要な状態では,おむつの使用により排泄が安心して行えます。加えて,昼夜を問わず,24時間対応しなければならないトイレへの誘導や見守りは大変なため,おむつの使用が介護負担の軽減にもつながります。

適切なおむつの使用が,本人の安心につながり,介護負担を軽減し,その人らしい生活を維持できるのならば,おむつも暮らしに必要な道具です。とはいえ,適切に使用したとしても,さまざまな問題が生じる場合があります。

 

おむつの問題点

おむつの使用がもたらす1つ目の問題は,皮膚への負担です。

高齢者の皮膚は乾燥しやすく,しかも表皮が薄いため,少しの刺激でも傷つきやすいのが特徴です。おむつの内部は湿度が高くなりがちであるために,そのような皮膚をおむつで覆えば,皮膚の浸軟が起こりやすくなります。さらに,排泄されたあとの尿や便は皮膚を刺激してしまいます。

2つ目の問題として,おむつの使用によって姿勢が崩れやすくなる点が挙げられます。おむつの厚みにより股が閉じにくくなり,骨盤が後傾した姿勢になります。それにより,深い呼吸がしにくくなったり,摂食時に嚥下しにくくなったりすることがあります。

おむつの当て方を間違ったり,不必要に重ねて使ったりすることで,身体の動きを制限し,膝を立てる動作や寝返りがしづらくなる問題も生じます。

これらのデメリットも知ったうえで,おむつを使用することが大切です。

 

「おむつ」という言葉について

適切なおむつの使用について考えていくにあたり,「おむつ」という言葉について整理します。おむつという言葉と概念が,共通・共有できていないためです。“テープ止め紙おむつ”のみをおむつと考える人もいれば,“パッド”はおむつではないと考える人もいます。

そこでおむつを選択する際は,その曖昧さを避けるために,内側で尿を吸収するものを「排泄インナー」,外側で排泄インナーを固定するものを「排泄アウター」と分けて考えることにします。

 

さまざまなおむつ(排泄アウター)とその特徴,適応

排泄アウターは,排泄インナーを固定する役割を持ち,紙製と布製のものがあります。本人の身体機能と,いつ/どこで/誰が交換するかを考えて選びます。紙製アウターは使い捨てできる利点があり,透湿性の機能を備えたものもありますが,布製アウターに比べると蒸れやすいという短所があります。

 

おむつ(排泄アウター)のサイズ選択

排泄アウターはサイズ選びが重要です。メーカーにもよりますが,SSサイズ〜XLサイズまであります。大きめのものを使用すれば隙間が生じ,そこから尿が漏れやすくなります。

一方で身体より小さいサイズでは皮膚への圧迫が強くなり,発赤やかゆみの原因となります。おおむね,テープ止め紙おむつはヒップサイズ,パンツ型紙おむつはウエストサイズが数字で表記されています。普段の洋服サイズではなく,数字を確認して体型に合ったアウターを使用します。

 

おむつ(排泄アウター)の特徴と適応

吸収体をもつ紙製の排泄アウター(テープ止め紙おむつやパンツ型紙おむつ)は1枚でも使えるものの,交換の手間や経済的な面から,排泄インナー(尿取りパッド)を入れて使用する方法が主流です。その場合,排泄アウター1枚+排泄インナー1枚の組み合わせを基本(図1)に選択します。

図1おむつ使用方法の基本

おむつ使用方法の基本

 

テープ止め紙おむつ

全体を面状に広げることができ,左右両端のテープを腹部側に留めて固定し装着します。寝たままの状態でおむつ交換しやすい紙製の排泄アウターです。

テープ止め紙おむつは適切に装着できると,パンツ型紙おむつよりもしっかりと固定でき,尿漏れを防ぎやすいといえます。その反面,伸縮性に乏しいため,歩行時や座位での着け心地はよくありません。また,テープを固定した状態でのおむつの上げ下げは困難です。

 

パンツ型紙おむつ

トイレやポータブルトイレで排泄できる場合,座って過ごす時間が多い場合,立ったり歩いたりすることが可能な場合には,パンツ型紙おむつの使用が向いています。テープ止め紙おむつに比べると,お腹まわりに伸縮性があって履き心地がよく,下着のように上げ下げできるのが特徴です。

パンツ型紙おむつ1枚で使用するときは,必要な吸収量で選びます。排尿量2回分を吸収できるものから,7回分程度吸収できるものまで種類があります。また,ボクサーパンツタイプ(図2A)や,サイドを開くとテープ止めとしても使える2wayパンツ(図2B)など,形や機能に特徴を持つパンツ型紙おむつもあります。

図2パンツ型紙おむつ

パンツ型紙おむつ

 

布のホルダーパンツ

排泄インナーを固定するための,吸収体のない布製アウターです。外側に防水フィルムがあり,内側に立体ギャザーを持つ尿取りパッドと併用することが必須です。伸縮性・固定力があってパッドがずれにくく,股部に吸収体がないため,脚が閉じやすくなります。通気性に優れることからスキントラブルのある人に活用でき,洗濯すれば何度も使用できる利点があります。

布のホルダーパンツは形や素材など種類がさまざまです。その1つであるパンツタイプには,ショーツタイプ,ロングタイプ(一分丈,図3)があります。

図3布のホルダーパンツ:ロングタイプ(ソ・フィットロング/ニシキ)

布のホルダーパンツ:ロングタイプ(ソ・フィットロング/ニシキ)

 

自分でホルダーパンツの上げ下ろしができる人や,介護者が上げ下ろしをする人に向くアウターです。
ベッド上でのおむつ交換が必要な人の場合には,前方オープンタイプ(男女共用,図4)を使用するのも一法です。

図4布のホルダーパンツ:前方オープンタイプ

布のホルダーパンツ:前方オープンタイプ

(ソ・フィットガード内ベルトタイプ/ニシキ)

腹部側左右のマジックテープを外すと大きく広げることができ,パッド交換がしやすい作りになっています。また,ウエスト部分がベルト式になっているため,パッドの固定にも役立ちます。トイレに行ったときなどに,そのままパンツのように下ろすこともできます。
布のホルダーパンツには,これらの他に前開きオープンタイプ(男性用・女性用,図5)があります。

図5布のホルダーパンツ:前開きオープンタイプ

布のホルダーパンツ:前開きオープンタイプ

(オープンスタイルパンツ 男性用/ニシキ)

マジックテープを外すとホルダーパンツの前部分が大きく開き,立位のままパンツの前側を開けてもずり落ちない構造です。尿取りパッドを当てやすく,交換が楽にできるうえ,尿瓶や自動採尿器(スカットクリーン)を使う場合にも役立ちます。また,マジックテープで固定した状態で下着のように上げ下げできるのも特徴です。

 

さまざまな尿取りパッド(排泄インナー)とその特徴,適応

排泄インナーは,尿を吸収する役割を持ち,排泄アウターのなかに1枚だけ入れて使用します。排泄アウターと同様に紙製と布製のものがありますが,排泄インナーは紙製の尿取りパッドの使用を基本に考えます。布おむつは同じ大きさの紙製パッドに比べると吸収量が少なく,何枚も布を重ねて使う必要があるためです。

また,防水機能も持たないため,使用する場合は防水機能の高い布おむつカバー(排泄アウター)と組み合わせて用いますが,重ねた布おむつと通気性の悪い布おむつカバーによって,皮膚への負担が増し,姿勢の崩れや動きにくさにもつながるため,紙製の使用を基本とします。

 

尿取りパッド(排泄インナー)の特徴と適応

紙製の尿取りパッド(図6A)は,吸収量によって,大きさ(小パッド〜特大パッド)や形状(長方形,うちわ型,ひょうたん型など)もさまざまです。ほとんどのメーカーが1回の排尿量を約150 mlとしていて,排尿回数1,2回分の吸収量のものから,9回分以上の吸収量のものまであります。

パッドの内側には尿漏れを防止する立体ギャザーがついているものが多く,ギャザーの高さはそれぞれ異なります。尿の吸収速度が速い,通気性が高い,消臭機能を有する,肌に優しい,などの特徴を持つものもあります。

排泄インナーは,尿量や交換の状況からそれに見合う吸収量のものを選びます。パッドの吸収量を超える排尿があれば,漏れが生じます。また,尿量が少ないのに大きなパッドを当てることで,皮膚や身体に負担を与える場合もあります

排泄記録表を用いて尿量や1日の排泄リズムを観察し,本人の排泄状態,皮膚の状態,昼間と夜間の状態に合わせて使い分けます。

図6尿取りパッド

尿取りパッド

 

男性専用パッド

排泄インナーには男性専用のパッドもあります。陰茎を尿取りパッドの切れ目から入れて使用する筒型の男性用成形パッド(図6B)は,陰茎がパッドからずれて起こる尿漏れを低減します。ただし,陰茎が短い場合はうまく使えないこともあるため,その人の状況によって使用を考えます。

 

特殊な尿取りパッド

特殊な紙製尿取りパッドとして,両面吸収パッド(補助シート)があります。防水フィルムや立体ギャザーがなく,どこからでも尿を吸収し,防水フィルムのある尿取りパッドに尿を移行させる中継的な役割を果たします。

るい痩や脚の拘縮などで,おむつを当てたときに脚周りに隙間ができて尿が漏れやすい人や,尿量が多いため,使用している尿取りパッドの吸収量を高めたい人などに用いることがあります。

 

フラットシート

フラットシートと呼ばれる大きなシートがありますが,原則排泄インナーとしては使用しません。吸収量が少なく,テープ止め紙おむつやパンツ型紙おむつなどの排泄アウターの立体ギャザー内に収まらず,しわや片寄りができ,漏れや皮膚トラブルの原因となるためです。

排泄インナーとしては使用できませんが,防水シートとしておむつ交換,陰部洗浄,洗髪などのケアの際に使用することはできます。

 

排泄アウターと排泄インナーの組み合わせ方

排泄アウターと排泄インナー,それぞれの役割や特徴を踏まえ,適切な組み合わせに配慮することも必要です(図7)。

図7排泄アウターと排泄インナーの組み合わせの目安

排泄アウターと排泄インナーの組み合わせの目安

 

この一覧はあくまでも目安。組み合わせの原則は「排泄アウターに立体ギャザーがあるものには,そのなかに入る排泄インナー(立体ギャザーからはみ出さないもの)を選ぶこと」である。「フラット」といわれる大きな紙シートは,立体ギャザーの間には入らず,非常に使いにくいため,適切なアウターがない

紙製の排泄アウターと尿取りパッドを組み合わせる場合,漏れを防ぐ防波堤の役割を果たすアウターの立体ギャザーを活かせるように,ギャザーのなかに収まる大きさのパッドを選びます。装着時にはギャザーをしっかり立てることも肝心です。

 

組み合わせ方の注意点

パッドの重ね使い

先にも述べましたが,排泄アウター1枚+排泄インナー1枚の使用が原則です。

「パッドを何枚重ねても尿が漏れてしまう」という訴えを聞くことが多くあります。しかし,尿取りパッドの外側は防水フィルムで覆われているため,下の尿取りパッドに尿は流れず,複数枚重ねても吸収量は増やせません。また,重ねることで排泄アウターの立体ギャザーが低くなり,漏れの原因となります(図8)。

図8排泄アウターと排泄インナーの適切な組み合わせ方

排泄アウターと排泄インナーの適切な組み合わせ方

 

さらに,重ねた尿取りパッドの厚みで股間に隙間ができることも尿が漏れる原因となるため,重ね使いは適切な使用法ではありません。

 

パッドのサイズ

パンツ型紙おむつに尿取りパッドを入れるとき,大きなパッドは収まりが悪く,漏れやごわつきの原因となります。パンツ型紙おむつ専用の二つ折りや三つ折りのパッドであれば立体ギャザーのなかに収まり,交換もしやすいです。このとき,アウターのパンツ型紙おむつは薄型を選択すると,蒸れや動きにくさを軽減できます。

また,特大サイズの尿取りパッドでは,排泄アウターの立体ギャザーをつぶし,そこから尿漏れが起こることがあります。特大サイズのパッドを使用する場合,伸縮性と固定力に優れる布のホルダーパンツと組み合わせるのも1つの選択です。

 

おわりに

おむつはともすると「漏れなければよい」とされ,価格などで選択される場合もあります。しかし,おむつほど皮膚に近い福祉用具はありません。そのため,おむつと皮膚の状態は互いに深くかかわっており,この点からもおむつの基礎知識は重要です。

また,たとえば陰部に痒みがあれば,いくら適切におむつを使用していても痒くて掻いてしまいます。するとそれが漏れにつながります。おむつの適切な選択や当て方をしても漏れてしまう場合があるため,そのようなことも踏まえて,おむつをめぐるトラブルに対応する必要があります。

その手がかりになるのが,「本人にとってはどうなのか」という視点を持つことです。

ケアは介護する人とされる人のあいだにあるものです。よりよいケアのためには,おむつを必要とする人の立場に身を置いてみること,観察することが大切です。

 

 


[Profile]
大坪麻理(おおつぼ まり)
株式会社はいせつ総合研究所 排泄用具の情報館 むつき庵
同志社大学大学院 文学研究科 社会福祉学専攻 博士前期課程 修了。児童虐待電話相談員を経て,2009年よりむつき庵スタッフとして勤務。

浜田きよ子(はまだ きよこ)
株式会社はいせつ総合研究所 排泄用具の情報館 むつき庵 代表
高齢生活研究所 代表,福祉住環境コーディネーター協会 理事,快適な排尿をめざす全国ネットの会 理事としても活躍。主な著書として「介護の常識」,「おむつトラブル110番」,「介護をこえて」など。

*略歴は掲載時のものです。


むつき庵について

排泄用具の情報館 むつき庵は,さまざまな福祉用具や約400種の紙・布おむつなどを展示し,排泄にかかわる相談を受けている他,暮らしを支えるケアを伝え,実践していくためのおむつフィッター研修を開催しており,現在修了生は4,600人を超える。


本記事は株式会社医学出版の提供により掲載しています。/著作権所有 (C) 2015 医学出版
[出典]WOC Nursing2015年12月号

WOC Nursing2015年12月号

P.19~「おむつの処方箋」

この連載

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  • 2.水に集中している意識がほかのものに向くよう、作業療法やレクリエーションなどを導入し、気分転換を図るよう援助する。
  • 3.コップを看護師が管理し、飲水量を厳しくチェックする。それでも飲水が止まらず体重がプラス5kgになれば、保護室で隔離を行い、水分摂取を強制的に制限する。
  • 4.Aさんは、昼食後の体重が基礎体重よりプラス5%を超えており、意識障害も疑われるため、血液検査を考慮する。
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