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2014年10月11日

私の誇れる妻はNICUナース

看護職は結婚しても色々な形で勤務を継続することが可能な職業です。それは、仕事への理解や心身ともに支えるご主人をはじめとした家族の協力があるからできることであると思います。

 

今回は、NICUに勤務する看護師を奥様としてもつ旦那様が記したブログに注目です。奥様の素敵な看護の仕事、時には過酷な状況にもうろたえずに立ち向かう奥様の姿を尊敬して記した心温まる記事をご紹介したいと思います。

 

私の誇れる妻はNICUナース|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

赤ちゃんを眺めるだけじゃない!妻の仕事を勘違いしないで!

ブログの筆者は、冒頭で、NICU看護師の仕事を軽視している人たちに対しての苛立ちを顕わにしています。そのような人々は、彼女たち(あるいは彼ら)の日々の業務を「座って、観察して、オムツ交換する仕事」と勘違いしていると綴っています。

 

NICUでは、途切れのない集中力やあらゆることへの注意力が常に必要とされます。看護職側としては、この本当に過酷な仕事への理解がない人の発言は、信じられませんよね!

 

そして、筆者はこう続けます。「私の妻は、もしかしたら亡くなってしまうかもしれない赤ちゃん、本当にけがれがなく美しい、神からの贈り物であり、生きるために必死で闘っている赤ちゃんのところに毎日仕事へ行く」と。

その看護の相手が、非常に繊細で過酷な運命にあるかもしれないということを表現しています。冒頭の文章だけでも、筆者が奥様のお仕事をいかにきちんと理解しているかが伝わってきます。

 

「私の妻は、毎日仕事に行く。そして、ただ担当の赤ちゃんのためにだけでなく、赤ちゃんの素敵な家族のためにもそこにいる。時には、その家族のつらさを支えるために、時には一緒に喜びを分かち合うために。私の妻や現場で活躍する他のNICUナースたちは、次の勤務も過酷で働きづめとなってしまうことをいつも知っているけれど、終わってしまうと全ては価値のある仕事、意味のある仕事であったと実感するのです」と続けます。

 

どんな科においても、患者さんだけでなく、その家族も支えるためにという意識をもって仕事に向かうことは、多くの看護職に共通することであると思います。

 

また、非常に過酷なスケジュールであったとしても、終わってしまえば達成感や充実感、満足感を得られるのも看護職に共通する仕事の醍醐味ではないでしょうか。

 

このブログの文章表現からも、筆者と奥様の間で深いコミュニケーションが行われていて、奥様の看護師としての仕事の側面だけでなく、ものの感じ方についても理解の深いことが伝わってくるようです。

 

 

NICU看護師は精神力、たくましさ、強さ、情熱、尽くす心を持ちあわせなければいけない

筆者は「妻には度胸がある。毎日、どこかで死が待ち受けているかもしれない職場に向かい、担当の赤ちゃんたちが家に帰れる日が来るまで、最善を尽くし、決してあきらめない。なぜなら、赤ちゃんたちも生きることを決して諦めないから」と続けます。

 

人の命を預かる仕事だからこそ、他の職業とは別のたくましさや情熱を必要とされ、それらが自然と身についてくるのもうなずけます。それを感じ取れる筆者も、奥様を理解しようとする姿勢がすばらしいですね。

ここまで看護の仕事に関心をもち、理解してくれる家族であれば、仕事のやりがいも看護職としての誇りも倍増するはずです。

 

 

看護師の過酷な勤務の実態を理解して!

「妻は本当に過酷な仕事をこなしている。赤ちゃんの家族に代わるケアを行うことに加え、点滴などの薬や医療機器の管理、身の回りの世話、家族へのケア内容の説明、医師への状況報告。12時間のシフトで赤ちゃんを1人担当するのだってきついのに、妻は3人から5人を同時進行でケアしている。食事休憩が取れず、行きたい時にトイレにさえ行けないこともある。だから、そんな過酷な仕事をこなしているNICU看護師に『ただ赤ちゃんを眺めるだけの仕事』をしているとは絶対に言わないでほしい」と記しています。

 

心無いことを言う、一般の方にぜひ知っていただきたい、看護職の仕事の事実がつまった表現ではないでしょうか。

 

「もし今度NICU看護師と出会ったときには、ぜひひと言『ありがとう』と。『オムツ交換もするけれど、子どもたちの命を守り、人生を変え、全てを尽くし、時には泣き、傷ついてもいる。そこまでしても、どんな時も子どもたちのために祈り続け、出会う全ての人たちを愛し、勇気を持って挑みつづけいるのですね』と伝えて下さい。」と、筆者はブログの最後のほうで語ります。そして、「私の誇れる妻やそのほかの全てのNICU看護師がしてくれる全てのことに対して、『ありがとう』と伝えたい」と締めくくっています。

 

NICU看護師として働く奥様を「尊敬する」と直接的には表現はしていませんが、妻を誇りに感じていることや、心身共に過酷な職業を理解し、支えたいという愛情が本当によく伝わってきます。

 

看護職には守秘義務があり、他者に仕事内容を詳細に話すことはできません。ですが、全てを話さなくても、楽しさややりがいだけでなく、時には心身共につらい側面もある仕事の大変さを感じ取り、理解してくれる誰かが1人いるだけでも、明日への力の充電になると思います。

 

皆さんもこちらの記事の筆者のような、看護という仕事に関心をもち、理解しようとしてくれるパートナーや家族、友人と素敵な関係を築いていけるといいですね!

 

 

文:A.Brunner

 

(参考)

My Wife, A NICU Nurse 

 

 

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コメント一覧(33)

13匿名2014年10月11日 14時18分

素敵な旦那さんですね。

12匿名2014年10月11日 14時02分

大変なお仕事です。

112014年10月11日 12時38分

すご

10匿名2014年10月11日 12時33分

見守るのも看護ですよ

9匿名2014年10月11日 11時49分

素敵

8匿名2014年10月11日 10時27分

海外っぼい

7匿名2014年10月11日 09時49分

現実的ではないですね

6匿名2014年10月11日 08時50分

NICUかっこいい

5匿名2014年10月11日 08時24分

看護師してると介護してくれると思われるのがイヤ。

4リリ2014年10月11日 08時17分

すごい旦那さんだな。

3匿名2014年10月11日 08時03分

看護師を付き添い婦呼ばわりされると確かに腹立たしい。そう言わせない仕事したい。

2匿名2014年10月11日 07時52分

言いたいやつは何にでも言うからな

1匿名2014年10月11日 07時06分

外国ならでは。

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