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2014年08月30日

亡くなった患者さんがキューピッドに!患者さんとの出会いが私の人生を変えた

看護師は、日々のケアを通してさまざまな患者さんとその家族に出会い、生き方や価値観を肌で感じとる機会が多くあります。みなさんも患者様や家族との関わりの中で、ご自身の生き方や価値観を大きく変えた特別な出会いや出来事を心に秘めておられるのではないでしょうか。

 

今回は、大学病院にてがんの化学療法を担当する看護師リサさんが主人公です。ある特別な患者さんとの出会いと別れを通して、彼女の人生を大きく変えることとなった素敵なエピソードをご紹介します。

 

「患者さんに寄り添う看護」がもたらした幸運

リサさんは、大学病院にてがんの化学療法を受ける患者の個別ケア担当として勤めていました。そんな彼女のエピソードはこんな語りから始まります。

 

「私と主人との間には本当に素晴らしい『正にラブ・ストーリー』と言える秘話があります(…)私たちは、患者さんに寄り添う看護、患者さんが私たちを身近に感じられる看護を目指していたので、患者さんはみんな私のことを全て知っていたし、私もみんなのことは全て知っていました」

 

とてもオープンな関係がうかがい知れます。

きっと、リサさんの働く部署では、スタッフも患者さんもお互いに何でも受け入れ合い、分かち合えるような素敵な人間関係だったのでしょう。

 

今回のエピソードは、この素敵な人間関係が基礎にあることが大きなキーポイントになります。まさに「患者さんに寄り添う看護」がもたらした幸運なのです。

 

亡くなった患者さんがキューピッドに!患者さんとの出会いが私の人生を変えた|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

特別な患者さんとの出会い、約束と別れ

リサさんは、こう続けます。

「私はそんな患者さんたちとの出会いの中で、一人の特別な女性に出会えたことを誇りに思っています(…)彼女は人柄も本当にこの上なく素晴らしい方でした。来院する度に、みんなのために欠かさずお花をもってきてくれて、みんなは彼女のことを『フラワーレディ』と相性で呼んでいたほどです(…)彼女は私たちのケアのもとで長い間がんと闘病していた方で、来院する度に必ず詰所に立ち寄って、いつも私に『素敵な男性』をぜひ紹介したいと言っていました」

 

患者さんはリサさんとの長い関わりの中で何か特別に感じるものがあったのでしょうか。

もし、本当に「素敵な男性」だとすれば大変嬉しいお話ですよね!

 

「彼女は熱意たっぷりに数か月、彼のことを語り続け、私も耐え切れず、ついにその彼に会う決心をし、彼女とご主人に夕食へ招待していただく場で、紹介していただく段取りまで約束していました(…)しかし、不幸なことに彼女の容体が深刻化し、その数週間後、本当に突然亡くなってしまったのです」

 

きっとみなさんにも、ケアの担当期間が長かったり、看護計画を立案したりした患者さんなど身近に感じられる方がいらっしゃるのではないでしょうか。そのような患者さんほど、「まだ大丈夫なはず」「きっともう少し長く」と思いながら、急変などであまりに突然亡くなってしまい、ショックを受けたご経験をお持ちの方も多いかもしれませんね。

 

リサさんはその女性の死についても触れ、「私は彼女の死をなかなか受け入れられませんでした。そして、その後は彼女が語っていた素敵な男性のことなんか全く考えられずにいました」と、続けます。

 

看護師のことが患者さんの「やっておきたいことリスト」にも記載されていた!

「彼女が亡くなって5か月が経った頃でした。私宛に一本の電話がかかってきたのです。それは、なんと約束を交わした彼女の旦那様からでした」とリサさんは、振り返ります。

 

「旦那様は、彼女が生前に残した「やっておきたいことリスト」に書かれた内容を実現するために私に連絡をしたと言い、よく聞くと、私のことはリストの2番目に記してあったというのです(…)旦那様は、生前の彼女と同様に、妻が紹介したかった男性『エディ』に私を紹介してもよいかと尋ねてきたのです。私は、もうこんな機会も無いだろうし、何より彼女のためになるのなら、という思いでいっぱいのなか、快諾しました(…)その1か月後、やっとなんとか予定を合わせて彼女が生前に紹介したかった彼に会うことができたのです。会ってみると彼は、『まさにMr. Wonderful!』そのもの。2010年11月5日のことでした」

 

担当した看護師が患者さんの「やっておきたいことリスト」にまで登場するとは、看護師と患者さんの絆の強さがうかがい知れます。患者さんの目には、リサさんが「忘れられない1人の看護師」として映っていたことが伝わってきます。

 

 

亡くなった患者さんがキューピッドに!

リサさんは、こう続けます。

「彼に会ってみると、彼女のセンス、お見立ては本当に驚くほど大当たり! 『ハンサムで親切、そして紳士的』というのは間違いなかったのです。その後はあっという間で、私たちは出会ってから8か月後に結婚したのです(…)彼女が生前に『一度会ったら一生ものよ』とよく言っていたのを思い出します。まさにその通りとなり、本当に素晴らしい結婚式を挙げました。(…)私は、彼女が天国から見守ってくれているのなら、きっと『だから言ったでしょ!』と言っているに違いないと思っています」

 

亡くなった患者さんがキューピッドに!患者さんとの出会いが私の人生を変えた【2】|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

リサさんのエピソード、亡くなった患者さんがキューピッドとなるという本当に素敵なラブ・ストーリーですよね。日本では、「生前にやりたいことリスト」や遺書も広がりつつありますが、なかなかここまでのお話には出会えないかもしれません。

 

しかし、きっとみなさんもラブ・ストーリー以外でも、心温まる、看護師としての自分を誇れるようなエピソードをお持ちであるに違いないと思います。

今一度ご自身の特別なエピソードを思い出して、明日へのパワーにしてみて下さい。

 

 

文:A. Brunner

 

(参考)TODAY Nurse finds love thanks to patient who passed away

 

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コメント一覧(24)

4匿名2014年08月30日 07時45分

彼女からの『ありがとう』だったんですね(^-^)

3匿名2014年08月30日 07時21分

関係が密ってことですよね。

2匿名2014年08月30日 07時03分

外国のお話っぽい

1匿名2014年08月30日 06時54分

ハハハ〓。お幸せに~。

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