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2019年11月13日

【マンガ】大切な人が死ぬとき~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~(2)

緩和ケアの現場が舞台のマンガ、期間限定の出張連載です(前のお話はこちら)。

ナースに会ってきた』『じたばたナース』でおなじみの漫画家・水谷緑さん。父親の膵臓がんを告知されたときに…。

 

父が末期の膵臓がんと告知された現実を飲み込めないまま、水谷家はとりあえず動き出しました。「本当に手術はできないのか…」とセカンドオピニオンに向かいます。しかし、「ムリムリ!こんな巻きついているがんを手術できる医者いないよー」とカラッと笑いながら先生に断られてしまいます。また、アメリカで移植が成功したニュースを見た母は「調べたら〇千万もするんだけど…お父さんの命には代えられないから家を売ってでも手術したい!」と水谷に提案。主治医の先生にも相談しようと声をかけますが…

 

 

「こういうのはまだエビデンス(証拠や根拠)もないですし…。お金を捨てるようなものですよ!」と言われてしまいました。そんな状況を見た水谷は、『私も調べよう!』と様々な治療法を調べ、いろいろな病院へ向かいます。しかし、胃がんで実績のあるとある治療法は「まだ膵臓がんでは試したことがないんですよねー。眉つばものですよ」と説明されてしまいます。また、自分の免疫細胞を使ってがんを攻撃する治療法は安全そうだと思いましたが、「1セット、全5回、300万円です。途中で終わっても返金はできません」との説明。『途中で芯でも返金しないってことか。最後はお金?』と水谷は落ち込んでしまいます。最後に、主治医に調べた治療法について相談をすると…

 

 

「おすすめしません。科学的に効果があると実証されているのが標準治療です!」と叱責されてしまいます。水谷は病院の廊下を歩きながら、『だからといって標準治療で治るわけじゃない。ただ余命を延ばすだけ。』と落ち込んでしまいます。『標準治療以外の代替医療を選ぼうと思えば選べる…治療法ってこんなに自由でその人次第なものなんだな…。誰かが答えを教えてくれると思っていたけど、自分で何を信じるか決めなきゃいけないんだな…』と思い、代替医療について調べ始めます。『代替医療をやる人は約5割…。興味がある人は8割。6割の人は医師に相談しない…』ということが分かった水谷は『みんな同じようなこと考えるのかな』と思いました。

 

 

一方、父は変わらず元気で、「ずっとベッドの上にいると体がなまる!」と病院の階段を登ったり、家に帰ったときには畑仕事もしていました。抗がん剤も効いて、がんも大きくなっていませんでした。水谷は「全然がん患者っぽくないじゃん。治るんじゃないか?」とかなり本気で思っていました。ただ、『ケータイをスマホに変えようかなぁ…。いや…お父さんが亡くなってからにしよう』とか、ふとした瞬間に妙に冷静になる瞬間があり、『うわぁ、なんてことを…』を罪悪感を感じることもありました。

 

 

父は子どもの前で取り乱すことはありませんでしたが、亡くなった後「実は最初のころは大変だったの。」と母が教えてくれました。父は病院のベッドの上で、「なんでこんな病気になったんだ…もう死にたいよ…」と苦しそうに言っていたそうです。何も知らなかった水谷は『そんなこと言ってたんだ…なんかショック』と思い、「それでお母さんは何て言ったの?」と母に問いかけます。母はテンパって「私も見守ってるし、子ども達もいるし、立派に死のう!」と言い父はとても驚いていたようです。最後に母は「でもまさかほんとに死ぬとは思ってなかったけどねー…」と方杖をつきながら言いました。告知のあとは、それぞれが揺れ動いていたのです。

第3話は、11/20(水)公開予定です。

(閲覧期限:2019/12/18)

 

『大切な人が死ぬとき~私の後悔を緩和ケアナースに相談してみた~』が単行本になります(竹書房)

2020年2月13日(木)発売予定!

 

○●既刊情報●○

『32歳で初期乳がん 全然受け入れてません』

『精神科ナースになったわけ』が大ヒット! 
医療系コミックエッセイを多数描き続けてきた水谷緑が
自身の体験を元に描いた乳がん闘病コミックエッセイ! 

6年前に膵臓がんで父を亡くした私が、32歳で初期乳がん…。
人にがんを伝えれば引かれるし、妊娠に影響があるかもと聞いたし、私、独身だし、将来どうなるの?

 

○●既刊情報●○

『精神科ナースになったわけ 』(コミックエッセイの森)

精神科ナースになったわけ

人はなぜ心を病むんだろう
普通のOLだった太田良枝は、肉親の死による悲しみで、心のコントロールが利かなくなってしまった経験から心の病に興味を持つようになり、精神科の看護師になることを決意。

ー精神科のリアルな現場を新人看護師の目線で描くコミックエッセイ。

 

○●既刊情報●○

2年間の連載に加えて、50P以上の描きおろし&「腐女医」さーたりさんからの寄稿を含むオリジナルコラムも掲載しました。

Amazonや各書店で好評発売中です。

『じたばたナース 4年目看護師の奮闘日記』(KADOKAWA)

 

【著者プロフィール】

水谷緑(みずたに・みどり)HP

水谷緑

著書は「コミュ障は治らなくても大丈夫」(吉田尚記、水谷緑)「まどか26歳、研修医やってます!」「あたふた研修医やってます。」(KADOKAWA) 他。小学館「いぬまみれ」にて犬漫画「ワンジェーシー」連載。

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コメント一覧(1)

1匿名2019年11月13日 17時20分

おすすめしません?返金しない?眉つば?エビデンス?できるお医者さんいない?じゃぁどうすれば?…今、この瞬間を楽しくいきる(^3^)♪♪♪

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