不穏な気配|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(67)

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突然、草壁先生から冷たくされるようになったもも子。原因は!?

今日は小児科を担当するもも子は、草壁先生に「おはようございます!今日は小児科担当なんですよー。お願いします。」といつものように話しかけましたが、なんだか草壁先生の挨拶は歯切れが悪く、ぷいっと顔をそらされてしまいました。

「ん!?」なんだかいつもと違う草壁先生の様子を不思議に思うもも子。「お手伝いしますよ。」と再度声をかけても、先生はなにも言わずに、顔をそむけてしまいました。

『えええーっ。む、無視ーーー!?』と状況がつかめないもも子。その後もさり気なく話しかけてみたけど、明らかにいつも態度が違います。

その状況を、松本さんとくるみに相談するもも子。松本さんとくるみも「えっ草壁先生に嫌われている!?」と大きな声を上げるものの、2人はなんとなく草壁先生の気持ちを察して、「機嫌悪かったんじゃないですか?」と言いました。しかし、「明らかに変だし、何か気に障ること言ったかな私…」と気になってしまうもも子。

くるみと松本さんは、草壁先生の気持ちに全く気づいていないもも子になかばあきれながら、「…機嫌悪かったんだよ…。」「ま いいじゃないですか…どーでも」とはぐらかかしました。

しかし心の中では、『草壁先生もこどもっぽいことするな…やっぱお子ちゃま的なとこあるんだな…でもそこがカワイイ…。』と考えてしまうのでした。その頃、草壁先生は、離婚するかもと聞いてから、もも子に対してどういう態度をとればいいのかわからんくなってしまいました。前は可能性がなかったから沈めていた感情が…

ムクムクと湧き出てくるようでした。ドキドキした気持ちと裏腹にどんな顔をすればいいのかわからず、そっけない態度をとってしまいます。『やめよう、こういうの。好きじゃないんです。関心ないんです・なんとも思いません、むしろ嫌い…。』と自分に向かって諭すようにつぶやきました。なぜそうするのか、『だって僕のこと、何とも思ってないことくらいわかるから』そう悩むのでした。

そこを通りかかった松本さんが、「あれっ先生どうしたんですか?悩ましい顔でパソコンを見てますけど…何か問題のある患者さんがいました?」と声をかけました。草壁先生は訂正するように振り返り、何かを思いついたように松本さんの顔をじっと見つめました。

急に見つめられて『な…何?この視線は!?なんでそんな目で私のことじっと見るの!?』と目を離せずにドキドキしながら見つめ返す松本さんなのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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