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2018年10月10日

2019年度、看護系「専門職大学」は誕生せず|4校すべてが申請取り下げ

看護系4校すべて申請取り下げ!/設置可の判定はリハ系1校のみ!/13校中11校が申請取り下げ!

 

2019年度から新しく誕生する、実践的な職業教育を行う「専門職大学」関連記事)。

 

専門学校でも大学でもない、新しい教育機関として注目されていましたが、ここへ来て申請を取り下げる学校が相次ぎ、看護学部を設置予定だった4校もすべて申請を取り下げました

 

看護系の4校も含めて申請中だった13校のうち11校が2019年度の開学を断念しています。

 

また、高知リハビリテーション専門職大学が唯一、設置が可能と判断され、国際ファッション専門職大学は審査継続中となっています。

 

 

4校すべて、募集を停止していた専門学校の募集を再開

2019年度開学の認可申請を取り下げた看護学部を設置予定だった専門職大学は、下記4校です。

 

2019年度開学の認可申請を取り下げた看護系専門職大学/東京医療福祉専門職大学_東京_学校法人日本教育財団/名古屋医療福祉専門職大学_愛知_学校法人日本教育財団/大阪医療福祉専門職大学_大阪_学校法人日本教育財団/福岡医療福祉専門職大学_福岡_学校法人福岡医療学院

 

東京医療福祉専門職大学、名古屋医療福祉専門職大学、大阪医療福祉専門職大学の3校の認可を申請していた学校法人日本教育財団は7月、「本学が専門職大学として理想とする教育環境を整えることが難しいと判断した」とし、申請を取り下げました。

 

日本教育財団は、2020年4月の開学を目指し、改めて申請し直すとしています。

 

一方、福岡医療専門職大学の設置を目指していた学校法人福岡医療学院は9月、「審査の最終段階において是正事項が付され、是正が不可能と判断し、9月27日付で申請を取り下げました」と発表しました。

 

福岡医療学院は、今後については再度申請するかどうかも含めて検討中としています。

 

なお、4校はいずれも、元々専門学校を運営しており、専門職大学を開設するために学生の募集を停止していましたが、申請取り下げに伴い、2019年度の募集を再開しています。

 

 

なぜ、申請取り下げが相次いだのか?

文部科学省の諮問機関である大学設置・学校法人審議会は、2018年10月5日付で、審査結果を公表しました。

 

13校中11校が審査過程で申請を取り下げる事態になった理由として、大学設置・学校法人審議会は、多くの申請校で下記のような問題があったと指摘しています。

 

  • 実習の内容、評価基準、実施体制が十分検討されていない
  • 優れた実務上の実績がない人が教員として申請されている
  • 実践的かつ創造的な専門職業人材のための理論教育が不足している

 

また、学校設置・学校法人審議会は、申請に必要な書類が十分に作成されていなかったり、審査意見に対する適切な対応がなされなかったりと、審査に支障をきたすこともあったとし、文科省に対し、「各申請者が専門職大学の制度趣旨を十分理解し、十分な準備の上で申請を行えるよう、専門職大学制度の周知・徹底をお願いしたい」と苦言を呈しています。

 

***

 

大学制度に新しい教育機関が加わるのは短期大学の創設以来55年ぶりで、その動向に関心が集まっていましたが、初年度の審査は厳しい結果となりました。

 

2020年度以降、看護系の専門職大学が誕生するか、引き続き注目していきます。

 

【坂本朝子(看護roo!編集部)】

 

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

「専門職大学」って知ってる? 看護系では4校が申請中

「看護師基礎教育の4年制化」や「准看護師制度」はどうなる?

 

(参考)

専門職大学等の審査結果について(文部科学省)

専門職大学・専門職短期大学・専門職学科(文部科学省)
 

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