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2018年05月01日

越えてしまった一線|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(30)

(これまでの話は▶コチラ
浜田師長のいじめに追いつめられた星川さん。子どもに当たるようになってしまい、ついには…

星川さんの話を聞きながらもも子は、『追いつめられていく過程があるあるすぎる…私もこうなるところだったかも…。』と恐ろしくなりました。星川さんは、「だんだんと暴言を吐いたり物に当たるようになって…。」と過去話を続けます。娘に対して「だからあんたはだめなのよ!何度言ったらわかるの!」と言葉強めに叱っていることに星川さんの夫が気がつきました。

見かねた夫に「おいっこの頃子どもへの言い方きつくないか?もっと優しくしろよナースのくせに。」と言われると、星川さんはムッとして、「ナースだってひどいこと言う人いるわよ…!でも誰もかばってくれないのよ!子どもは守ってもらえていいよね!」と泣きながら訴えました。毎日険悪で、クタクタで結婚も仕事ももう色々辞めたくなっていたある日…娘が「ほいくえんに行きたくない」とぐずったことにイラついてしまいます。

むりやり娘の腕を引こうとした星川さんの手を振りほどき「ママ嫌い!ママいやもん!」と娘は、泣きながら反抗しました。星川さんは娘から言われた言葉のショックと絶望とやり切れなさで頭の中がパニックになり、気がついたら娘の頬を叩いてしまっていました。

「ママイヤ!ママ嫌い!」と大きな声で泣く娘。星川さんは、娘を叩いてしまったことに自ら動揺して『とうとういっちゃいけないところまできてる…どうしよう私』と不安にかられました。するとベランダに何故か一匹の猫がいて、泣いていた娘も猫を見つけて泣き止みました。

猫を見つめながら、「かわいいー」と娘がつぶやきます。星川さんがその様子をただ黙って見ていると、娘は振り向いて「ねっママ」と涙を流しながらもニコッと笑顔で言いました。娘の笑顔を見た星川さんも涙を流して、「…うん…かわいいね…。」と言いました。

娘の笑顔をただただ守りたかっただけなのに、いつのまにか叩くようになってしまった自分の愚かさに気がついた星川さんは、「ごめんね、ひどいママだったね…」と自分のしてしまったことを娘に謝り、仕事を辞めようと決断したのでした。もも子に過去の経緯を語っていた星川さんが、「ちなみに猫はそれからどこかに行っちゃって、今でも何だったんだろうとフシギだったの。」と話し終えると、「きっと神様が見かねて助けたんじゃ、と思う私はお子様かな?」と涙をためながら思うもも子なのでした。

 


【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

看護roo!での連載に、「ブランク16年の私が看護師に復帰した話」「おうちで死にたい~訪問看護の現場から~」「モンスター患者~みんなが困り果てた金田さんのこと~」。
 

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コメント一覧(16)

16とくめー2018年07月06日 13時40分

ビンタするとか虐待。親に殴られたら、それ以降は心の中で親を親だと思わず壁作るわー。

15匿名2018年05月08日 20時25分

10.11さんと同じ意見ですね

14みみみ2018年05月08日 19時53分

最後はどんなオチなんでしょう。看護長は悪のままなのか深いわけがあって悪を演じているのか…
乞うご期待!!……。もっとストーリー進んでよ、ほんと

13ちい2018年05月05日 22時45分

ビンタで騒ぎすぎ、という意見とてつもなく下品だと思った。恵まれない家庭で育ったのかと憐れにおもう。
幸せに暮らしていてほしい。

12yo-ko2018年05月05日 13時28分

これくらいって物差しは他人が決めることではないかと。追い詰められると判断もできなくなりがち。ハッと我にかえる瞬間があってよかった。

11匿名2018年05月03日 01時24分

理解のない旦那と職場に非があるのは明らかだけどこんなに追い詰められてる人を目の前にしてもクズのまま変わらないなら逃げたと思われてもただの逃げじゃなく勇気ある撤退だよ

10匿名2018年05月03日 01時22分

我が子の笑顔を守るために仕事を辞める事がそんなに軽率なこと?

9匿名2018年05月03日 00時32分

このくらいで、を決めるのは本人で他人のものさしじゃないよ。他人がものさしを押し付けるから育児疲れや虐待が起こるんじゃないのかなぁ。

8匿名2018年05月02日 09時11分

>>6
それは家族の支えとか何かしらの身体、精神的サポートがあるんじゃないんですか??
一概にはいえないんじゃないんでしょうか

7ぽた2018年05月02日 00時04分

私もいっばいいっぱいで叩いちゃったことある…でも、叩いた直後にママ好きだもんと言われて我に帰った。

6you2018年05月01日 21時43分

フルタイムで昼も夜もなく働いてるママナースも多いよ。
確かにいじめてる師長は腹立つけど、このぐらいのストレスで我が子に手を挙げるママナースには同情できないわ。甘えてると言われてもしょうがない。

5るみやん2018年05月01日 15時12分

結局、女性が仕事辞めるんですよね。
今の時代は仕方ないのかなー。確かに仕事より何より子供が大切だもんね。
旦那は当たり前と思わないでほしい。

4おみつ2018年05月01日 14時57分

自分がいっぱいいっぱいになってしまって叩いてしまったらショックだろうなぁ。
子供が悪いから叩いたとかじゃないのに。
親の機嫌だけで叩いていたら、虐待と変わらないもの。

3舐めたやつ多すぎ。2018年05月01日 12時11分

ビンタぐらいで騒ぎすぎな世の中。
みんなどんだけ甘やかされて育ってんだか。
他人にしてるわけじやなく、自分の子どもやん。

2匿名2018年05月01日 11時17分

旦那.....
けど最後に決められて良かったですね ほんとに。

1匿名2018年05月01日 07時18分

切ないですね…

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あなたは病棟に勤務している看護師です。病室に入ると「点滴が間違っているじゃないか」と患者さんに大きな声で訴えられました。名前ラベルを見ると確かに別の患者さんの点滴でした。このときの対応として、最も適切なものは以下のうちどれでしょうか?

  • 1.「申し訳ありません」と謝り、すぐに点滴を止める。気分は悪くないかなど、患者さんの状態の観察を行い、上司と医師に別の患者さんの点滴と間違っていたことを報告すると説明した。
  • 2.点滴をすぐに正しいものに交換し、内容は同じなので問題ないと説明した。
  • 3.すぐにナースステーションに戻り、師長に「患者さんが、点滴が間違っていると怒っている」と報告し、対応を依頼した。
  • 4.注射箋を確認すると、ラベルは間違っているが、点滴内容は同じであることが分かったので、患者さんにはこのままで問題ないことを説明した。
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