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2017年11月09日

マンガ・ナースが実践できる「リハビリを楽しむための“意外な”コツ」|マンガ・もっともっとやれるナース

どうしたら自主的にリハビリに取り組んでもらえるのか…。脳出血当事者の村越正明さんが意外なコツを教えてくれました。

もっともっとやれるナースの力。ナースが実践できる・リハビリを楽しんでもらうコツ

『早期離床』や『リハビリ』は、時に患者さんの予後を大きく左右する、ナースにとっても大切なケアの一つ。「でも…嫌がる患者さんも結構いるんだよなあ…」と明(みん)は悩んでいます。

というわけで、今回のテーマは「リハビリ」です!

今回お話を聞かせていただいたのが村越正明さん。脳出血を経験した当事者でもあり、そのご経験から『鳥獣りは』という折り紙絵を考案されました。

村越さんの作品、折り紙絵『鳥獣りは』に驚く明。鳥獣戯画のような絵が描かれた紙で、箱が折られています!

※『作業療法ジャーナル』2017年9月号、p.1051より許可を得て引用(Copyright:三輪書店)

折り紙『鳥獣りは』は、動物たちがリハビリをしている様子が、そのままでも折り紙としても楽しめる作りになっています。リハビリなどで楽しく使ってもらえたらと思い、大好きな鳥獣戯画をヒントにして描いたという村越さん。

※鳥獣戯画(鳥獣人物戯画):平安・鎌倉時代の絵巻物。「日本最古の漫画」とも称される。

一昨年の十月、脳出血を発症して右半身マヒとなり、治療とリハビリのため五か月間入院しいたという村越さん。その経験から『鳥獣りは』が生まれました。

「入院中、村越さんから見たナースはどうでしたか?」とずばりと聞く明に、「大変そう」ズバッと答える村越さん。声をかけるのもはばかられる程忙しい、現場のナース。明は「あ~、そう見えちゃいますよね!」とショックを受けています。

「でも、やさしくてすごいなと思いました。」暴言を吐かれたり、物わかりが悪かったりするときもすごく丁寧で、忙しいのに患者さんの話をちゃんと聞いている姿にとても感心したと言う村越さん。

それを聞き、「私…忙しいときは話半分で聞いてます」と、またショックを受け反省する明。村越さんは、「それは仕方ないですよ…中には思い通りにならないと怒る患者さんもいますけど、大抵の人はちゃんとわかっています」。と優しく言います。明は、「そんな患者さん視点を持った村越さんにお聞きしますが、リハビリ嫌いの患者さんにやる気を出させるコツってありますか…?」と聞いてみます。教えて、村越さん。

「『患者さん同士のコミュニケーション』を促してみるといいと思います」と村越さん。明は「そこ!?」とびっくり。思ってたのと違いました。

村越さんたちの病室では、普段のあいさつやリハビリに行くときに声をかけ合っていたそうです。「そうした声かけがあるだけで、気持ちが明るく前向きになります」と村越さんは言います。

患者同士は同じ立場なので、入院生活のいろいろな場面でわかりあえることがたくさんあったそうです。支援する側のナースと、支援される側の患者さんは対等ではなくなりがち。はじめての検査がこわい…という患者さんが、同じ患者に大丈夫大丈夫~とあっけらかんと言われると、ナースに言われるより安心することも。

何より、部屋の仲間の関係が良いと孤独感が和らぐし、励まし合って頑張れると言う村越さん。「皆が『仲良し』になる必要はないけど、患者同士だって「うまくやりたい」と思っています。だから中には、ナースの言うことは聞かないけど患者同士の話なら聞く人もいました」と語ります。

「ナースは忙しくて大変だと思います。時にはそういう患者同士の関係を利用するのも手だと思いますよ。僕だってナースの負担は減らしたいです」だから患者さん同士は仲良くさせたらいいよ、と村越さんは続けます。「それで、『この部屋は明るくていいね』なんて褒められるともっと頑張れちゃいます。」という村越さんに、わかる。と思う明。ほめられるとうれしい。

「もう一個!!」ほかにもリハビリ嫌いの患者さんにやる気を出させるコツはないでしょうかと明は聞きます。村越さんは、う~ん、とちょっと考えて「楽しませること、でしょうか」と答えました。「ですよね!それはわかってます!」わ~ん!と泣き出す明。

「僕の場合は『絵手紙教室』が楽しかったです。あと…十五分間ふくらはぎを伸ばすストレッチの時間があったんですが…」と語る村越さんに、明は「斬新!」と驚きます。

※ストレッチングボードを用いたふくらはぎのストレッチ時。

「でも中には趣味もやりたいこともない方もいるんです…」むしろそっちが多いです。と途方にくれる明に、「ナースって大変ですね(汗)」と村越さん。そして、折り紙『鳥獣りは』は、そういった患者さんとのふれあいの中で生まれたので、楽しめる工夫がたくさんあるからナースにも是非活用してほしい。と言います。

次回は『鳥獣りは』の楽しい使い方です!村越さんには、ナース向けにレクチャーをお願いします!


 

【取材・マンガ】明(みん)

看護師・漫画家。沖縄県出身。大学卒業後、看護師の仕事の傍らマンガを描き始める。異世界の医療をファンタジックに描いたマンガ『LICHT-リヒト』1~3巻(小学館クリエイティブ)が好評発売中。趣味は合気道。

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コメント一覧(3)

3蹴球ママ2018年11月21日 20時04分

患者さんどおし馬が合えばいいけど、うちの患者さんは同室で二手に分かれて派閥があるとか、いい方が合えばお互いに同じ疾患どおしの方々が退院しても繋がることもありますが。なかなか現実は難しいとこもあります

2のの2018年11月13日 13時42分

患者さん同士の関わりをっていうのは本当に盲点でした!すごい!

あと本当に絵が綺麗で好きです。大変だと思うけど綺麗に絵が塗ってあるのが嬉しい

1匿名2017年11月09日 07時54分

なるほど~‼️

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