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2017年05月04日

ツアーナースとして働くメリット・デメリット|ツアーナースのつれづれ日誌【9】

今回はツアーナースとして働くメリットとデメリットをご紹介します!

(ツアーナースの仕事内容【まとめ】は▶こちら

 

ツアーナースのつれづれ日誌

Vol.9 ツアーナースとして働くメリット・デメリット

 

 

メリット【1】いろいろな場所へ旅行できる

ツアーナースの多くは林間学校や修学旅行なので、国内から海外までさまざまな行先があります。

都内の小学生などで多いのは、関東甲信越地方ですが、ちょっとした旅行のような感じで同行できることもあります。

私も今までにいろんな場所へ行きました。

 

・千葉県(館山、勝浦)

・栃木県(日光、那須)

・群馬県(嬬恋、榛名、水上)

・神奈川県(足柄、秦野)

・山梨県(山中湖、河口湖、八ヶ岳)

・長野県(菅平、軽井沢、蓼科、霧ヶ峰)

・静岡県(浜名湖)

・京都府、奈良県

 

 

(奈良・東大寺。修学旅行の定番ですね)

 

(京都・平安神宮。修学旅行中、生徒が自由行動の日は看護師も少しだけ散策できます)

 

林業体験の同行では、木を切ってコースターを作ったり、乳しぼりした牛乳からバターを作ったり、ぶどう狩りやりんご狩りも体験しました。

 

(群馬・林間学校。バター作り体験をしました。瓶を何百回も振るので筋肉痛に…)

 

(山梨・林間学校。りんご狩りをして 5~6種類のりんごを食べ比べました)

 

そのほか、山登りや川下り、日本舞踊の鑑賞、星空観察や田植え、座禅体験など、さまざまな行程に同行しました。

 

常に看護師としての目線で子どもたちの状況は観察していますが、こうして一緒に行程に参加する楽しみが、ツアーナースの一番の魅力だとい思います。

 

 

メリット【2】非日常の新鮮さがある

ツアーナースの場合は、一緒に仕事をする先生やスタッフが毎回違うメンバーになります。

 

「旅先での仕事」という日常とは違った環境での仕事となるため、いつも新鮮で、テンションが上がります。

 

中には、気分転換のために病棟勤務の傍らツアーナースをしているという人がいましたが、その気持ちがとてもよくわかります!

 

 

メリット【3】新たな知識を吸収できる

同行先では、なかなか病院では経験できないケアを行う場合もあります。

 

たとえば、一型糖尿病の患者が使用するインスリンポンプを装着している生徒がいました。

病院にもよりますが、私がいた小児科病棟では使用することがなく、初めての体験でした。

 

その子は高校生で自己管理がきちんとできていたので、処置を手伝うことはありませんでしたが、実物を見て管理方法などを知り、とても勉強になりました。

 

同行中に私が気をつけていたのは、体調管理のみです。

普段と状況が違うことで、低血糖や高血糖が起こらないかどうか、その兆候を見逃さないようにしていました。

 

 

看護師としてある程度経験があっても、まだまだ知らないことが多いので、日々勉強です。

 

 

デメリット【1】早朝から深夜まで、業務時間が長い

一般的なツアーナース(林間学校などへの同行)の場合、朝6時に起床し、23時頃までは活動しています。

 

実質勤務時間は、16時間以上になります。

この時間は、2交代制の夜勤と同じですが、ツアーナースでは休憩時間というものはほとんどなく、緊急の際は、夜中に対応する場合もあります(詳しいタイムテーブルはこちらの記事を参照)。

 

そうなると、日給で12,000~15,000円の仕事の場合でも、時給にすると500~800円程度です。

(これはかなりショッキングな事実ですが…、私にとってはメリットの価値が大きいので考えないようにしています…)

 

 

デメリット【2】責任が重い判断をする場面がある

病状への対処について、学校の先生方やスタッフも相談には乗ってくれますが、医療従事者ではありません。

そのため、的確な助言を看護師が行わなくてはなりません。

 

病院を受診するかどうか、最終的な判断はツアーの責任者が行いますが、看護師として助言を行うときには、神経を使います。

「ツアーナースに興味はあるけれど、やっぱり私にはできないな~」と躊躇するときの理由の多くが、この責任問題のようです。

 

病院受診を判断する目安については、こちらの記事にまとめていますので読んでみてください。

 

 

デメリット【3】仕事が不定期で収入が不安定

ツアーナースの繁忙期は、「5~6月」「9~11月」です。

そのほかにも、夏休み等の長期休暇は部活やスポーツ合宿などへの同行のお仕事があります。

しかし、季節によって求人数にバラつきがあります。

 

そのため、なかなか思うように仕事を入れることができず、常勤で働くほどの収入を得るのは難しいでしょう。

 

 

デメリット【4】急に休むことが難しい

ツアーナースの場合、事前に打ち合わせがあるなど、数カ月間前から準備が行われます。

そのため、当日朝に急に発熱したとしてもすぐに代理の人がみつかるわけではありません。

 

急病の場合、学校側にとっても派遣会社にとっても、大変な痛手となります。

もし、こうしたことがあると、ペナルティーの可能性もあります。

 

風邪や熱が出やすい人は十分に注意した方がいいでしょう。

 

***

次回は、ツアーナースの収入の内訳や、多様な働き方についてお伝えします!

 


白石 弓夏(しらいし ゆみか)】

2008年より看護師として総合病院勤務。

小児科、整形外科・泌尿器科・内科の混合病棟、スポーツ整形外科を経験。

その後、派遣でクリニックや検診、ツアーナース、保健室業務、保育園、看護学校臨時教員などさまざまな働き方をし、現在フリーランスナースとして臨床にあたっている。

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コメント一覧(1)

1匿名2017年05月04日 08時46分

楽しそうだけど大変そう

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