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2016年12月03日
オーストラリアのメディアの報道によると、国内の老人ホームでは、抗生剤が正しく使用されないことが原因でどの薬剤でも効かない新しい耐性菌が発生する可能性が示唆されています。
多くの老人ホームでは、呼吸器疾患、皮膚疾患や尿路感染など、さまざまな感染が起こるたびに抗生剤が使用されています。
抗生剤は感染症に有効ですが、オーストラリアで行われた調査で、老人ホーム入居者の5人に1人が「予防的に」抗生剤が投与されていることがわかりました。
明確な理由を伴わない長期間にわたる抗生物質の使用は、耐性菌の発生を招くと危惧されているそうです。
国立抗菌薬適正使用推進センターのカリン・サースキー教授は「継続的な抗生物質の使用は多剤耐性菌を引き起こし、感染のある患者だけでなく、他の患者へもその感染リスクが広がる恐れがある」と警告しています。
今回の調査対象となったのは、国内の老人ホーム約180施設。試験的な調査が実施された期間(2015年6~8月)、入居者の11.3%が抗生物質を服用していましたが、実際に感染症状が認められた人は、そのうちわずか4.5%にとどまりました。
約22%の人は症状がないにもかかわらず、処方箋が発行され、抗生剤の使用を開始していたということです。サースキー教授は「薬剤処方時に適切な使用方法が指導されず、服用期間の設定や見直しもされていなかった」と指摘しています。
世界保健機関(WHO)は、薬剤耐性菌の発生について「今後人類への健康被害が及ぶ可能性がある」と以前から警告しています。
しかし、今回の調査で「長期間におよぶ抗生剤の使用が耐性菌を生むこともある」という事実は、老人ホームで働く職員たちにとって比較的新しい概念だったということが浮き彫りになりました。
国立抗菌薬適正使用推進センター企画長のノーレン・ベネット氏はこの結果を受け、「老人ホームのシニアスタッフたちにはこの耐性菌の問題はある程度知られてはいるが、そのほかのケアスタッフにはまだこれらの知識が広まってはいないのではないか」と指摘しています。
老人ホームでは看護師だけでなく、介護士、介護ヘルパー、施設長などさまざまな役割を担うスタッフが勤務しています。医療の知識に乏しいスタッフも存在するため、今後、抗生剤の使用と耐性菌リスクに関する指導を推奨しています。
病院、老人介護施設を問わず、看護師が抗生剤を与薬する機会は頻繁にあります。医師から処方されたものではありますが、看護師として、その患者さんに本当に必要なものか? 1度立ち止まってみるのもよいかもしれません。
正当な理由のない継続的な抗生剤の使用を減らすために、医師から使用期間や適切な使用方法を確認しておくのもひとつの手段でしょう。
(文):Ryo, S.
(参考): Antibiotics being incorrectly prescribed in Australian nursing homes, prompting superbug fears(ABC News)
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3匿名2016年12月05日 08時39分
抗生剤で恐怖なんて、予防的に使えば当たり前❗️
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2匿名2016年12月03日 22時34分
これだからオーストラリアは。
1匿名2016年12月03日 10時35分
オーストラリアでは予防的に抗生剤出せるってことにびっくり。儲け主義がまかり通る医療か?