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2016年11月12日

「当たり前」って言える?いまさら聞けない医療ミスと過失の重大さ

懸命な努力が実り、あなたはついに念願の看護師になれました。

 

しかし、それもつかの間、実際に現場に立って患者さんをケアするために、やるべきことは常に後を絶ちません。

 

看護師として「標準的なケア」をするためには、学ぶべきことは山ほどあります。

 

看護師は人の命を預かる大事な職業なだけに責任も重大です。

 

初めのころは、患者さんのケアやほかの仕事に追われ、あっという間に時が過ぎていくことでしょう。

 

しかし、一人前の看護師を目指して必死にがんばっている間にも、ミスが起こるかもしれません。

 

そこで今回は、米国の看護師・看護学生向けの情報サイトで紹介された記事「医療現場で起こるミスや過失について」を参考に、どうすれば回避できるのかを一緒に考えてみましょう。

 

 

医療ミスや過失の具体例

まずは、「医療ミス」や「過失」は実際のところ、何を指すのでしょう?

 

医療ミスとは、医療者が患者さんに対して、「標準的なケア(=慎重な看護師なら誰もが行うとされる一般的なケア)」を正しく誠実に行わなかった時に起こります。

 

つまり、医療ミスや過失は、医療スタッフの怠慢や不注意に端を発しているといえます。

 

具体的にはどんな医療ミスがあるのかみてみましょう。

 

例えば、患者さんがベッドから床に転倒した際、必要とされるケアを行なわなかったり、医師への報告を怠ったりすることが挙げられます。

 

さらには要となる看護技術が不足している、報告や記録を怠る、医療機器で患者さんを傷つける、なども医療ミスや過失と見なされます。

 

薬剤投与では、薬の内容や容量、投与方法など、ミスにつながる可能性が数多くひそんでいます。

 

また、患者さんに直接害がなくても、輸血の運搬方法を間違えたり、医療器具を倒したり、未使用薬のアンプルを割ってしまったりなど、間接的に影響が及ぶものも過失に含まれるかもしれません。

 

医療ミスは未然に防げる:患者さんと自分を守るために対策を

医療ミスや過失を起こさないようにするためには、 医療ミスや過失に対して十分に理解することから始まります。

 

加えて、医師の領域に入り込まないようにしながら看護師の仕事に留意することも、後々自分を救うことになります。

 

このほか、医療機器についてよく理解したうえで使用したり、技術が未熟で不安が残るまま患者さんに施行しないようにしたりすることは、ミスを防ぐための絶対条件です。 

 

看護師が病院での医療ミスをカバーする保険に入る方法もありますが、病院を通しての補償となると、最悪のケースでは自分よりも病院のために有利に働くことも。

 

万が一に備えて、個人で保険に加入することもひとつの安全対策です。

 

医療ミスを起こしてしまったら

さて、ないに越したことはありませんが、医療ミスを起こしてしまった場合はどうしたらよいのでしょう。

 

一番肝心なのは、正直に患者さんに何があったかを話すことです。

 

隠し事やその場しのぎの嘘は、かえって先方に不信感を抱かせるばかりで、何の解決にもなりません。

 

まず患者さんに配慮し、その場で何をすべきかを考え、速やかに対処しましょう。

 

その際、患者さんや家族へのフォローを忘れてはいけません。

 

対処が終わりしだい、必ず詳細な記録を残すことを心がけましょう。

 

記録がなければやっていないこととみなされます。

 

そして、上司や病院のトップへの報告も忘れてはなりません。

 

自分の看護に責任を持ち、ミスを起こした場合は誠実に対応

患者さんの安全を守り、標準的なケアを行うために、看護師自身がまず医療ミスや過失に対しよく理解することが第一です。

 

自分の看護を振り返り責任を自覚しましょう。

 

私たちの一つひとつの行為が、患者さんに大きく影響します。

 

万一、医療ミスを起こしてしまった場合は、冷静に正直に素早く対応することで、誠意を示しましょう。

 

(文):バックレー麻友香

(参考):What you need to know about Nursing malpractice and negligence(Nursingcrib)

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コメント一覧(4)

4Dragon2016年11月18日 00時16分

That's a cunning answer to a chelalnging question

3匿名2016年11月13日 23時05分

画像の爪が気になって…?

2匿名2016年11月13日 21時18分

怠慢だなんて言われたくない。しっかり観察する力を常に持っていたい

1匿名2016年11月12日 20時51分

きちんと確認、観察しながら看護していたら起きないかもしれないね

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