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2016年08月06日

看護師が知っておくべき「ジカ熱」10のポイント

南米を中心に流行した「ジカウイルス感染症(ジカ熱)」について、あなたはどのくらい知っていますか?

 

感染症が増える季節、看護師として最低限の質問に答えられるように、10個のポイントを押さえておきましょう。

 

 

これだけは知っておこう。ジカ熱10個の事実

1.ジカは蚊による媒介性のウイルスである

ジカウイルスとは1947年、アフリカ中部ウガンダのジカ森林にいた猿から分離されたウイルスです。

 

ジカはデング熱同様、フラビウイルス科に属します。ウイルスを持ったヤブカ属の蚊に人が刺されることで感染します。

 

 

2.血液感染が基本(性交渉、母子感染、輸血など)

蚊と人、人と人との間でウイルスは広がっています。人から人への感染は、血液や体液を媒介とします。

 

そのなかでも特に問題となっているのが、妊婦が感染し胎児の脳に重大な影響が出ていることです。

 

 

3.ジカウイルス確認後、半世紀を経て大流行

前述のとおり、ジカウイルスが最初に確認されたのは1947年。

 

その後、2007年にミクロネシア連邦のヤップ島で大流行するまで約半世紀の間、感染ケースは14、15件ほどにとどまりました。

 

 

4.初期症状はインフルエンザに似ている

ジカウイルスに感染したらまず、発疹、発熱、頭痛、関節炎や結膜炎などインフルエンザに似た症状が現れます。

 

ウイルスを持つ蚊に刺されてからの潜伏期間は3~12日間ほどです。

 

症状が現れないこともよくあり、基礎疾患のない健康な成人の場合、発症後1週間ほどで回復します。

 

重症化や死に至るケースは珍しいとされています。

 

 

5.ギランバレー症候群の患者さんにジカウイルス感染が疑われるケースが多い

四肢麻痺を引き起こすギランバレー症候群とジカウイルスの関係は実際のところ、まだわかっていません。

 

しかし、ジカウイルスの増加に伴い、ギランバレー症候群の患者さんも増加したと報告されています。

 

ギランバレー症候群の通常の発症は、10万人に1~2人の割合であるのに対し、ジカウイルスに罹患した場合、その確率は10万人中24人とハイリスクになります。

 

 

6.妊娠初期は感染しやすく、胎児は小頭症の危険にさらされる可能性がある

妊娠初期の妊婦がジカウイルスに感染した場合、胎内で胎児が感染するケースが多くみられます。

 

この場合、胎児が中枢神経障害(小頭症)を起こす確率が高まっています。

 

米疾病対策センター(CDC)では、ジカウイルスについて研究を進めていますが、妊娠中期や後期に対するジカウイルスの直接の関連性は今も解明されていません。

 

 

7.ブラジルから世界流行

2015年のブラジルでの感染者数は150万人を上回りました。

 

感染が急速に拡大した理由として挙げられたのは、前年の2014年に開催されたワールドカップ。

 

ワールドカップを観戦する目的でブラジルに渡航した旅行者がウイルスを持ち込んだ可能性があります。ブラジルではこの間に、より多くの小頭症の子が生まれています。

 

 

8.南米を中心に重大な渡航の警戒地域が拡大をもたらした

大陸続きの南アメリカでは、ブラジルから隣国へ次から次へとジカウイルスは広がっていきました。

 

現在の警戒地域はブラジルを中心に南米一帯と、メキシコ、 カリブ海周辺にまで波及しています。

 

 

9.治療は現在も研究中

治療については、ワクチンなどの有効な方法がみつかっていません。

 

このため、症状に対する対症療法を行っているのが現状です。

 

治療中の患者さんから、医療者や他の患者さんやご家族に感染しないよう配慮が必要です。

 

日本ではジカウイルスは4類感染症に指定されたため、医師は感染者を見つけた場合、保健所に報告しなければなりません。

 

 

10.蚊がここまで増えたのは、温暖化が影響している!?

蚊が増加した原因のひとつとして、地球の温暖化が考えられます。

 

エルニーニョ現象による大雨や洪水によって、蚊が繁殖しやすい環境が整ってしまい、大量発生したようです。

 

 

看護師は最新の正確な情報を取り入れましょう

ジカウイルスについて10個のポイントをみてきました。

 

たとえジカウイルスに感染したとしても、健康な成人はほとんどの場合、大事には至りません。

 

しかし、ジカウイルス感染が小頭症、ギラン・バレー症候群の原因になることが、WHO・米国CDCから発表されています。

 

まれにギランバレー症候群の発症に関係したり、妊婦の感染によって胎児が小頭症になる危険性にさらされたりします。

 

南米を中心に世界のを脅威脅威となったに陥れたジカ熱。

 

蚊が飛び交い今なお苦しむ人々が存在するなか、感染症がふえるこの時期に、看護師である私たちは、最新の正確な情報を頭に入れておかなくてはなりません。 

 

 

(文)バックレー麻友香

(参考)Zika Virus: 10 Things Nurses Need to Know(Nurseslabs)

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コメント一覧(2)

2匿名2016年08月06日 20時41分

怖いですね

1匿名2016年08月06日 13時30分

気をつけます。

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