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2016年02月20日

医療の世界最高峰に学ぶ、血圧を正確にはかるための7つのポイント

多くの看護師は、たくさんの患者さんの血圧をはかるため、毎日何度も血圧計に触れる機会があります。

このため、看護学校で習った測定手順に職場での経験を加えてもなお、技術研究に余念がないことでしょう。

 

その熟練したプロのスキルに、さらなる磨きをかける余地はあるでしょうか?

医療業界における最高峰のひとつとして知られる米ジョンズ・ホプキンス大学が研究した「正確な血圧の測り方」をアメリカ医師会(AMA)が発表しています。

 

さっそく、その7つのポイントを確認してみましょう。

 

1. 血圧をはかる前に排尿を済ませてもらう

血圧をはかる前に、患者さんにはまず排尿を済ませてもらいましょう。

尿検査があるわけでもないのに「トイレに行ってきてください」とお願いするのは少々気がひけますが、これは血圧測定の精度を上げる第一歩です。

 

ジョンズ・ホプキンス大学が設立した協力プログラムのジョンズ・ホプキンス・メディスンは、仮に膀胱が満タンの場合、血圧が10~15mmHg高くなるとしています。

排尿をお願いしても渋る患者さんには、そのことを説明することで、了解してくれるかもしれません。

 

2. 背もたれのある椅子にかけてもらう

診察室では、回転するスツールを患者さん用に使っている病院が多いかと思います。

しかし、血圧をはかる場合は、背もたれのある椅子にかけてもらうほうが良いようです。

 

背中をサポートせずに座った状態で血圧をはかると、それだけで5~10mmHg高くなるといいます。

血圧測定用に、背もたれのある椅子を1脚用意しておくのがおすすめです。

 

3. 患者さんの両足がきちんと床につくようにする

椅子にかけてもらったら、患者さんの両足がきちんと床についているかどうか確認しましょう。

足の裏が床についていないことによって、血圧は5~10mmHg高くなるそうです。

 

手軽なパイプ椅子をはじめ、高さが調整できない椅子でも問題ありません。

その場合は、患者さんの足元に両足がつけられる台を置けば、同様の効果が得られるでしょう。

 

4. 脚を組まないようにお願いする

脚を組んでいることでも、2~8mmHgとわずかではありますが血圧が上がってしまいます。脚を組む癖がある患者さんには、血圧をはかる間だけ脚を組まないようにお願いしましょう。座ってもらう前に、ひと言伝えておくとスムーズです。

 

5. 会話を控えるようにお願いする

緊張や手持ち無沙汰に耐えかねたり、単におしゃべり好きだったりと、血圧をはかっている間に会話をしてしまう患者さんは少なくありません。

しかし、会話は血圧を10~15mmHg上げるとされています。

 

いざ血圧測定に入る前に、終わるまで会話を控えてもらえるようお願いしておくのが得策です。

 

6. 腕帯を素肌の上に巻く

腕帯は、なるべく素肌の上に巻きましょう。

衣服の上から腕帯を巻いて血圧をはかると、厚さや圧迫の程度などによって10~40mmHgも高くなってしまう可能性があるといいます。

 

重ね着をする季節には、できるだけ脱衣を済ませてもらい、まくり上げる衣服による影響も出ないよう考慮するとよさそうです。

 

7. 腕帯を巻いた腕を心臓の高さになるようにする

腕帯を巻いた腕は机か台などの上に置き、患者さんの心臓の高さになるようにしてあげましょう。

腕をまったくサポートせず、だらりと支えのない状態で血圧をはかると、10mmHg高くなるそうです。

 

いかがでしたか?

上記すべてを満たしているケースと、どれひとつ行っていないケースを比べると、合計で52~108mmHgも血圧が違ってくる計算になります。

もしもまだ実行していないポイントがある場合は、ぜひ取り入れて、今よりさらに正確な血圧測定を目指してみてください。

 

(文)T. Seador

(参考)

7 Simple Tips to Get Accurate Blood Pressure Reading(nurseslabs)

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コメント一覧(4)

4匿名2016年02月22日 06時59分

やっぱちょっと言いにくいのもあるなあ

3匿名2016年02月21日 23時20分

最高峰に学ばなくても教科書に書いてあるよね

2匿名2016年02月21日 14時15分

なるほど

1匿名2016年02月20日 18時11分

勉強になります!!

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