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2016年02月09日

当日焦らないために!「国家試験当日の落とし穴」先輩の体験談14選|特集・第106回看護師国家試験

看護師国家試験は一発勝負。

試験対策はばっちりでも、甲子園に魔物が潜むように、国試にも思わぬ“落とし穴”が待ち受けていることがあります。

 

意外な落とし穴のせいで焦ってしまって実力が出せないなんて、もったいない!

でもそんなの対策できない…! というあなたのために、今回は、過去の国試にまつわる先輩たちのリアル体験から、受験を控える皆さんに役立つ情報をピックアップしてみました。

 

本番当日の大変だったこと、気になる問題のトラップ、やる気が出てくるちょっと素敵な話など、国試の前日・当日に先輩が経験した14のエピソードをご紹介します。

 

 

【目次】

 

試験当日の「意外な落とし穴」6選

1. 雪のせいで受験できなかった

「たくさん勉強して、模試もA判定だったのに、公共交通機関が麻痺して受験会場に行けなかった。私の3年間はなんだったの?」

(第103回)

 

2年前の国試では、東京・名古屋・仙台の3会場で試験開始が1時間遅れとなり、最終的には救済措置として追試が実施されました。

 

なかには「大雪のなかを数時間かけて歩いた」という人も。

特に山梨や長野にお住まいの方は大変な思いをされたようです。

 

試験日が近づくと予約が取りにくくなりますが、万が一に備え、会場付近のホテルに前泊するなどの対策も必要かもしれません。

 

2. ホテルの環境がよくなかった

「部屋の照明がすごく暗くて復習の勉強がしづらかった。いつもと違うベッドで寝たせいか、ぜんぜん熟睡できなくて本番中に眠くなってしまった」

(第102回)

 

前泊する場合は、泊まるホテルの設備やアメニティについて調べておくことも重要。

ホテルは乾燥しやすいので、濡れタオルを部屋にかける、バスタブにお湯を張ってドアを開けておくなど、保湿対策をしましょう。

 

また、「同じホテルの専門学生がうるさかった」という声もありました。

団体で泊まる方は、ほかにも受験生がいることをお忘れなく。

 

(参考)ビジネスホテルの泊まり方

 

3. 実はすごく緊張していた

「まったく緊張していないと思っていたのにお腹を下してしまった。自分で気付かないうちにストレスを感じていて、いつの間にか体調が悪くなっていたみたい」

(第102回)

 

このほかにも、「いつも身に着けているマフラーや、着ようと思って出したカーディガンをどっちも家に忘れた」というような、“意外と緊張していた”エピソードが多くありました。

 

国家試験は自分が看護師になれるかどうかを決める重大なイベント。当然、精神的な負担は大きいといえます。

 

日程が迫っている状況だからこそ、少しリラックスして身体の声に耳を傾けてみましょう。

たまった疲れが試験当日に襲ってきたら大変です。

 

4. 普段と異なる環境で集中できなかった

「試験前の説明が午前と午後で40分ずつあって、問題冊子も丁寧に配るので待ち疲れてしまった。模試の感覚で受けちゃいけないなと思った」

(102回)

 

「いつも使っている机より小さい」「隣の人との距離が近い」「部屋が暑い/寒い」など、試験当日は普段と同じような環境で受験できるとは限りません。

本番で集中できないことがないように、あえて居心地の悪い環境で問題を解いてみるのも手です。

 

ただし、「わざと寒い場所で勉強してみる」「いつもしているマスクを外してみる」など、体調を悪化させかねない行為は避けましょう。

 

5. 試験官の存在が気になった

「派手なネクタイをして、頭をツルツルのスキンヘッドにした顔の恐い人が試験官だった。その人が入ってきた瞬間、会場が凍りついた」

(第93回)

 

このほか、試験官に関して「カミカミだった」「声が小さかった」「配布ミスが目立った」「冗談を言ったりして緊張感がなかった」など、不満の声が多く見られました。

 

こういった点は厚生労働省や試験対策委員会に努力してもらうしかありませんが、“いろいろな試験官もいる”ということを事前に知っておきましょう。

そうすれば過度にイライラしたり緊張したりすることもなくなるかと思います。

 

6. トイレが長蛇の列になった

「受験者がほとんど女子なので、トイレの順番待ちがすごかった。20分くらい並んだんじゃないかと思う」

(第100回)

 

試験日の朝は寒いことが予想されるうえ、緊張で喉が乾きます。

温かい飲み物を頻繁に飲みたくなりますが、量は控えたほうが無難でしょう。

 

会場に設置されるトイレの数にもよりますが、休憩時間は参考書に目を通す時間が取れないこともあるようです。

 

また、女性受験者の数を考慮して男子トイレが女子トイレとして使用されることがありますが、過去に“男子トイレの案内がない”というケースがあったので、男性受験者の方は注意しましょう。

 

 

試験問題で「焦った」話4選

1. 傾向が変わった

「これまでやってきた過去問と傾向が異なりすぎて焦った。そのせいで、普段だったらスラスラ解ける問題も難しく感じてしまった」

(第104回)

 

昨年の試験問題に関して非常に目立ったのが、「傾向がガラッと変わった」という声。

第104回は“過去10年で最難”という評価もありますが、「問題自体はそこまで難しくなかった」という意見も多く見受けられました。

 

傾向が変わっても問題が難しくなったとしても、すべての受験者は同じ状況に置かれています。

無理に冷静になろうとせず、ちょっとだけ状況を俯瞰してみましょう。

「この会場にいる全員が焦っている」と思えば、徐々に気持ちが落ち着いてきます。

 

2. 簡単な問題ほど不安になった

「単純な常識問題だったのに『ひっかけ問題なんじゃないか……?』と深読みしてしまった。緊張すると余計なことまで不安になってしまう」

(第99回)

 

試験当日の緊張は最高潮に達します。

緊張しやすい人ほど、こういう不安に陥りやすいのかもしれません。

試験直前は難しい問題を解くのではなく、簡単な問題を確実に解けるように、基礎の復習に重点を置くという手もあります。

 

また、「ずっと2が続いているから、そろそろ3かもしれない……」など、普段は思いもしない不安がよぎることもあるようです。

本番は自信を持って挑みましょう。

 

(参考)合格できる!国試2週間前の勉強術

 

3. 聞いたこともない単語が選択肢にあった

「『冷パップ』という知らない言葉が出てきて焦った」

(第103回)

 

第103回の試験のあと、「冷パップって何なんだ!?」という声が相次ぎました。

初めて聞く単語が選択肢にあったらドキッとするのは当然です。

 

具体的には「湿性罨法はどれか」という必修問題でしたが、なんと正解はその冷パップ。

難しい問題のように思えますが、ほかの選択肢は「氷枕」「湯たんぽ」「電気あんか」でした。

つまり、消去法で正答を導ける問題だったのです。

 

聞いたこともない選択肢が示された場合、まずはそれ以外の選択肢同士の関連性を探ってみましょう。ちなみに、冷パップは冷シップの一種です。

 

4. 問題の内容にほっこりした

「恋する70歳のおばあちゃんのその後が気になって仕方ない」

(第104回)

 

第104回の国試では、「夫と死別した70歳の女性に好きな人ができ、再婚したいけど息子に恥ずかしいと叱られる」という内容を含んだ問題が出題され、主にTwitter上で“萌え問題”として話題になりました。

 

また、第103回では「図で示された棒人間がゆるすぎて笑える」という多くの声が。

こうした問題は、本番で凝り固まった頭を適度にほぐしてくれそうです。第105回でも、ほっこりする問題は出るでしょうか?

 

 

やる気が出る! 国試のちょっと素敵な話4選

1. たくさんの人が応援してくれた

「応援してくれる人の数だけ、お守りとキットカットが増えた」

(第102回)

 

家族、友達、先輩、先生、恋人――自分を取り囲む多くの人に応援してもらったというエピソードが群を抜いて目立ちました。

お守り、キットカット、応援鉛筆、手紙、メール、ダルマ、栄養ドリンク、母の愛情弁当など、贈り物の種類はさまざま。

もちろん、形がなくても「がんばれ」の一言で勇気づけられた方はたくさんいたようです。

 

また、「学校の友だちとの他愛ない会話でいつも通り落ち着くことができた」「クラスのみんなが一緒だったから不安じゃなかった」など、友人に助けられたという方も多くいました。

 

無事看護師になることができたら、応援してくれた皆さんへの感謝を伝えましょう。

 

2. 赤の他人を助けてくれた

「雪のなかを母と2人で歩いてホテルに向かっていると、偶然そこに行くという人が『早く乗って!』と私たち親子を車で送ってくれた。のど飴までくれた」

(第103回)

 

第103回は大雪で試験の開始が遅れた年。

そんな状況で車を運転している人に出くわし、ましてや前泊するホテルまで送ってくれたという奇跡のようなエピソードです。

 

この方は、きっと車が走れる場所まで数時間は歩いたに違いありません。

そんな姿を見ていた神様が救いの手を差し伸べてくれたのでしょうか。

 

一緒に歩いたお母さんは、普段は外出すると「すぐ疲れた」と口にする人だそうですが、このときは「あんた1人じゃ行かないでしょ」と、大雪のなかを引っ張っていってくれたそうです。

 

3. 今の自分たちに何ができるかを考えた

「ふと、もし今日ここで地震が起きたら、この会場にいる数千人の看護師の卵に何ができるだろうか? なんてこと考えた」

(第101回)

 

この方は試験会場で、「どうすれば看護師になれるか」ではなく、「看護師としてどうあるべきか」ということを考えていたようです。

看護学生は看護師ではないけれど、「自分たちにも何かできることがあるはずだ」という思いを持っていたのでしょう。

 

まず突破すべきは目の前の国試ですが、将来の姿を具体的に想像し、現在の自分との距離を測ってみることは、そこに到達するための大きな原動力、推進力になります。

 

4. 終了と同時に歓声が上がった

「試験官が『これで第101回看護師国家試験を終了します』と言った次の瞬間、受験者から歓声が上がってなんだかジーンとした」

(第101回)

 

看護師になる夢を叶えるために積み重ねた先輩たちの努力が、いかに大きいものだったかを物語っています。

したいことを我慢して、毎日必死に勉強したからこそ、試験が終わったあとの喜びや開放感もひときわ大きくなるのでしょう。

 

最後の最後まで真剣に取り組む姿勢は、これから看護師国試を受験する皆さんにもぜひ真似していただきたいと思います。

 

 

おわりに

いかがでしたか?

今回の記事を読んでいただいた皆さんのなかに、少しでも「私もここに気を付けよう!」「自信が湧いてきた!」と思ってくださった方がいたら幸いです。

 

皆さんが全員、無事に看護師国家試験に合格できますように。

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  • 1.患者に朝と夜に体重測定を行ってもらい、1日で摂取できる水分量を伝え、それをうまく配分、コントロールできるよう看護師が教育的な援助を行う。
  • 2.水に集中している意識がほかのものに向くよう、作業療法やレクリエーションなどを導入し、気分転換を図るよう援助する。
  • 3.コップを看護師が管理し、飲水量を厳しくチェックする。それでも飲水が止まらず体重がプラス5kgになれば、保護室で隔離を行い、水分摂取を強制的に制限する。
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