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2015年11月27日

ツライ片頭痛(偏頭痛)を治す! 原因と5つの対処法

日本国内で約4,000万人もの人が慢性的に悩んでいるという頭痛。なかでも片頭痛は女性の有病率が高いといわれており、痛みに悩まされている看護師さんも多いそうです。

 

そこで今回は、辛い片頭痛を和らげるための解消法や、近年全国的に増えている「頭痛外来」がどんな診療科なのかなどについてご紹介します。

 

 

【目次】

気をつけて! 片頭痛の原因と前兆

・片頭痛を引き起こす7つのストレス

・ここに注意! 片頭痛の前兆

これって片頭痛? 痛みの特徴

・頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」がある

・片頭痛のメカニズムには2つの説がある

片頭痛を治すための5箇条

「頭痛外来」ってどんな診療科?

 

 

気をつけて! 頭痛の原因と前兆

 

●片頭痛を引き起こす7つのストレス

片頭痛はなぜ起こるのでしょうか?

 

痛むメカニズムと同じように、残念ながら、片頭痛が起こる原因についても明確にはわかっていません。

ただし、下記のような体に対するストレスが誘因と考えられています。

 

【片頭痛を誘引する7つのストレス】

 ・疲労

 ・寝すぎ

 ・寝不足

 ・女性ホルモンのバランス変化

   ・刺激の強い光や音

   ・空腹

   ・赤ワイン、チョコレート、ハム、チーズ、ヨーグルトなどの過剰摂取

 

 

●ここに注意! 頭痛の前兆

片頭痛が起こる前兆としては、「目の前にチカチカ(あるいはギザギザ)した光のようなものが見える」「視界の一部が見えなくなる(閃輝暗点)」といった現象が起こるとされています。

 

一方で、前兆のないケースもあります。

この場合、倦怠感やイライラ、眠気などを感じたとき、なんとなく「頭痛が起こりそうかも」という予感があると、実際に頭が痛み始めることがあります。

 

勤務時間が不規則なうえに、人の命を預かりつつ接遇にも気を配らなくてはいけない看護師。

一般的な会社員や専業主婦などと比べると、片頭痛を持ちやすいのもうなずけます。

 

これって片頭痛? 痛みの特徴

片頭痛(偏頭痛)の特徴は、脈に合わせて「ズキズキ」「ガンガン」と痛むことです。

痛むタイミングは「ときどき」ですが、いったん痛み始めると4時間から3日程度続き、月に1、2回、多いときだと週に1、2回の頻度で発生します。

 

“片”頭痛という名前から、頭の片側だけが痛みそうですが、両側や後頭部に感じる発作的な痛みも片頭痛に含まれます。

 

ちなみに、「偏頭痛」と書くこともありますが、医学用語的には「片頭痛」が正しいようです。

 

●頭痛には「一次性頭痛」と「二次性頭痛」がある

実は、片頭痛が起こるメカニズムはよくわかっていません。

頭痛には大きく分けて2種類あります。

 

ひとつは、何らかの病気が原因で発生する「二次性頭痛」です。風邪による熱や脳の病気など、さまざまな病気が原因として考えられますが、この場合は元となる病気を治療すれば頭痛は解消されます。

もうひとつは、原因となる病気がない「一次性頭痛」です。片頭痛はこれに該当します。

 

●片頭痛のメカニズムには2つの説がある

一次性頭痛である片頭痛の発生メカニズムとして考えられるのが、「頭の血管が拡張するため痛む」とする説と、「三叉神経が刺激されるため痛む」とする2つの説です。

 

A)頭の血管が拡張するため痛む

何らかの理由(ストレスなど)で血小板から異常に放出されたセロトニンが血管を収縮させ、セロトニンの減少に伴い血管が拡張した結果として、腫れ・炎症が起こる。

 

B)三叉神経が刺激されるため痛む

何らかの理由(こちらもストレスなど)で三叉神経が刺激されることで、血管を拡張する神経伝達物質が分泌され、それによって血管が炎症を起こす。

 

片頭痛を治すための5箇条

では、実際に頭が痛んだとき、どうすれば痛みが緩和されるのでしょうか?

ここでは片頭痛に効くとされている、5つの対処法をご紹介します。

 

■第1条:冷やす
冷やすことで拡張した血管を収縮させる方法です。タオルを巻いた氷枕や冷却ジェルシートなどで頭を冷やすことで、痛みが和らぐことがあります。

反対に、お風呂に入ったりシャワーを浴びたりすると血管が拡張してしまうので、逆効果です。

 

■第2条:薬を飲む

頭痛薬の服用は誰もが知っている対処法ではありますが、ぜひ注意していただきたいのが、「必ず痛み始めてから飲む」こと。

「とりあえず痛む前に飲んでおこう」という感覚で服用していると、薬物乱用頭痛の原因になってしまいます。

「トリプタン製剤」という薬が片頭痛に効果的な薬とされていますが、これは市販されていないので、個人輸入する以外の方法としては医療機関で処方してもらうしかないようです。

 

■第3条:静かな暗い場所で安静にする
刺激の強い光や音は片頭痛の誘因のひとつです。外出先の「明るい場所」や「人混み」などで片頭痛を起こす人もいます。可能であれば横になって、身体を動かさないようにしましょう。

頭痛が起こっているときの激しい運動は禁物です。

 

■第4条:適量のカフェインを摂取する
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインには、血管を収縮させる作用があり、頭が痛み出した直後に摂取すると効果的といわれています。

ただし、過剰な摂取は逆に頭痛を引き起こす原因になってしまうので、摂取量には注意が必要です。

 

■第5条:血管を圧迫する
荒療治ではありますが、片頭痛には効果があるとされている方法です。血管を圧迫して血流を止めると、片頭痛の原因とされる血管の拡張を抑えることができます。

こめかみ辺りで脈打っている血管を指で押さえて、血液の流れを止めます。

 

 

片頭痛の予防法としては、チョコレートや赤ワインといった「片頭痛を誘引する恐れのある食品を控える」、寝不足や寝すぎにならないよう「睡眠時間を管理する」ことが大切です。

不規則な生活は、片頭痛を引き起こす可能性のある原因でいっぱいです。

 

ご紹介した対処法は、人によっては効き目がない場合もあるので、自分に合った方法を見つけることが大切です。

また、片頭痛と同じくストレスなどが原因とされる「緊張型頭痛」の場合、冷やすと逆効果になってしまいます。

 

対処法を試す際は、自分が「どの頭痛なのか」を把握してからにしましょう。

片頭痛と緊張型頭痛を併せ持っている人もいるので、心配な人はお医者さんに診てもらうことも重要です。

 

「頭痛外来」ってどんな診療科?

頭痛外来は、名前の通り、頭痛を診療するための外来です。検査・診断・処方する医師の専門分野としては、内科、神経内科、脳神経外科など、さまざまなケースがあります。

 

頭痛に悩まされる人の増加に伴い、頭痛外来を設置する病院が全国的に増えているようです。

どの診療科に行けばいいかわからない人は、ひとまず頭痛外来を受診するのも手でしょう。

実際にほかの診療科での受診が必要な二次性頭痛を持っていたとしても、頭痛外来に行けば「どの診療科に行くべきなのか」がわかるので、あちこちたらい回しにされる心配はありません。

 

しかし、発生のメカニズムをはじめ、片頭痛を含む一次性頭痛には解明されていない部分が多くあります。

 

現代医療における頭痛の治療法は薬物療法が主ですが、残念ながら、頭痛を根本的に治すことは難しいようです。

そのため、必ずしも頭痛外来の医師が解決策を示してくれるわけではありません。

 

看護師さんなら問題ないとは思いますが、頭痛外来を受診する際のポイントを改めて確認すると、「頭が痛い」と訴えて鎮痛剤をもらって帰るのではなく、医師に尋ねられなくても、頭痛のほかに「どのような症状が出ているのか」を伝えましょう。

 

できる限り適切に、細かく診断してもらうことが大切です。

 

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