結局、お酒は体にいいの?悪いの?

一般的に、「赤ワインは体に良い」「少量のお酒は体に良い」などといわれていますが、オーストラリアがん協議会によると、国内のがん患者の2.8%が飲酒に関連しているそうです。

 

アルコールの量や種類にかかわらず、飲酒はがんに直接関係があると報道されています。

 

 

7種類のがんに飲酒が関連

論文雑誌「Addiction(アディクション=英語で中毒)」で、ニュージーランドのオタゴ大学のジェニー・オコナー氏は自らの研究から、「アルコールは肝臓だけではなく、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、結腸がん、大腸がん、乳がんなど7種類のがんに関連している可能性がある」との見解を示した記事を執筆しました。

 

その研究では、世界的に発表された関連データ10年間分を収集した結果、2012年だけでもがん死亡の5.8%がアルコールに起因していることが明らかになったとしています。

 

さらに、世界がん研究基金(WCRF)のスザンナ・ブラウン氏は、アルコールによって、特に大腸がんと乳がんのリスクが高まると注意を促しています。

 

毎日グラス1杯の赤ワインは心臓に良い、というのはウソ?

「1日1杯の赤ワインが心臓に良い」というような少量のアルコールに“効能”があるとする説についても、オコナー氏は「一連のがんのリスク上昇との比較において関連性はない」と否定しています。

 

このことは、ここ10年間にWCRFや世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)などの組織によって行われた研究データを分析した結果、導き出されました。

 

1日2杯まで。まずは飲酒量を減らすことから

それではお酒の適量とはどれくらいのことをさすのでしょう?

 

オーストラリアのがん協議会では、がん予防のために減酒を呼びかけており、飲酒の量が多い人はまず1日に2杯までに抑えることを推奨しています。

 

イギリスの医療制度「国民保険サービス(NHS)」では、1日に2杯以上の飲酒は乳がんのリスクを16%高め、5杯以上ではリスクが40%にまで上昇するとしており、同国の科学者たちもアルコールはDNAに損傷を与えると分析しているようです。

 

アルコールの効能についてはこれまでも賛否両論ありました.。

 

こちらの研究結果を参考にすると、毎日晩酌をする習慣のある人はまず、飲酒量を減らすことから始めたほうがよさそうです。

 

前述のブラウン氏は言います、「私たちは、がん予防のために、きっぱり飲酒を止めることを長い間勧めている。けれども、それは『言うは易く行なうは難し』ということもわかっている」と。

 

(文):Ryo’s

(参考):Alcohol directly linked to seven types of cancer(SBS)

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