患者が見た「プロフェッショナルな看護師」エピソード9選

4月に入職したばかりの新人ナースの中には、ベテランナースの看護のスキルや経験に裏付けられた「勘」など、看護師としての力に圧倒されている人もいるかもしれません。そうした看護師の力量って、一般の人にも伝わっているものなのでしょうか?

今回は、一般人が看護師に「さすが看護のプロ」と感じたエピソードを集めてみました。

 

ナースにプロだなと感じたとき

 

●相手のペースで行動できること・・・(40歳女・元看護師)

患者さんの言いたいことのポイントを押さえて、的確にニーズを把握し、自分主体ではなく患者さんのペースで行動できる看護師はすごいと思います。私も現役の頃は、つい忙しくて自分のペースに患者さんを巻き込みがちでした。それが、いかに医療不信につながる行為かということには、退職して母の介護を始めてから気づきました。

 

●人の死に対して麻痺してしまわないことこそプロ・・・(66歳女・主婦)

あるキリスト教系病院の師長さんのことが忘れられません。

その方は50代でかなりキャリアのある方で、もちろん、これまでも患者さんの死に目には何度も立ち会われているのだと思います。でも、ある患者さんが癌で亡くなったときに、病室から出てきたその方が涙を拭われていたんですよね。すごく驚きました。

 

よく考えてみると、プロというのは患者さんの死に慣れていくことではありませんよね。むしろ、患者さん一人ひとりに向き合われているからこそ出る涙というのもあるのだと思います。

そういう、心を鈍磨させることのない看護師の姿というものに、「プロの意識」を感じずにはいられません。

 

●すぐに諦めてしまわない人・・・(38歳女・DTPデザイナー)

入院中のおばあちゃんに桜を見せてあげたい

 

桜の咲く季節だったので、「入院中の祖母に桜を見せてあげたい」とある看護師さんにお願いしたら、その看護師さんは一瞬表情を曇らせて「先生にきいてみますね」と言いました。

なんとなくその時点でわかってはいたのですが、10分後に戻ってきて「やっぱりちょっと難しそうですね」のひと言。

 

でも、同じことを今度は別の看護師さんに頼んでみると、その看護師さんは「どうしたらできるかを考えてみましょう」と笑顔で言って、医師の許可をこぎつけてきてくれました。

祖母は寝たきりでしたが、可動式ベッドでその看護師さんとともに満開の桜を観に行くことができました。

「はじめから諦めている人」と「可能性を見出そうと努力してくれる人」では、こんなにも結果が大きく変わるのだと実感しました。祖母のうれしそうな顔を見ることができ、すごく感謝しています。

 

●プロ意識は体にも表れる?・・・(38歳女・建築士)

私は、人からよく「自分にも他人にも厳しいよね」と言われるタイプなので、言い方がきつかったらすみません。

でも、「患者さんの健康を守る看護師がメタボってどうなの?」って思います。それって、どうしても「プロ意識に欠けている」と感じてしまうんですよね。

 

看護師さんの仕事って体を動かすことが多いし、デスクワークとちがって太りにくい環境なのではと思います。業種によるのかもしれませんが……。それにもかかわらず太っているとしたら、やっぱりそれって怠慢ではないかと。

たとえば、肌の汚い美容部員にいくら「これいいですよ」と化粧品をすすめられてもまったく説得力がありませんよね。それと同じことだと思います。

 

●脈診だけで「妊娠」が判明・・・(36歳女・ライター)

「最近、生理がこない…。まさか、もう上がっちゃったなんてことないよね?」と助産師の友人に相談したら、「ちょっと脈見せて」とその場で脈診。そして「妊娠してると思うんだけど」のひとこと。

 

まさか、そんな簡単な脈診で妊娠がわかるものかと半信半疑でしたが、なんとなく気になって妊娠検査薬を使ってみたところ……なんと、まさかの陽性反応。

私にはよくわからないのですが、本人いわく「手首の下側の脈動が強くなっていたから」とのことでした。

すごい技術。さすがプロ。職人技を見せていただきました。

 

●救急病院で会った「重症度」を判別するナース・・・(30歳女・教師)

先日、息子が熱い味噌汁を頭からかぶってしまいあわてて夜間救急に駆け込みました。すると、その病院では医師の診察の前に看護師さんが患者の「重症度」を判別して診察の優先順位を決めていました。

 

医師とは違って話しやすいし、しっかりとこちらの話もきいてくれて「大丈夫ですよ」と言ってくださったので、診察までの時間もイライラ・ハラハラすることなく過ごすことができました。

(お恥ずかしい話、なんでこんな元気なのに小児救急にいるのよ!と他のお子さんに思うこともあったので……)

 

だけど、最近の看護師さんっていろいろな人がいるんですね。白衣は着ていませんでしたが、その方はまるでお医者さんみたいでした。きっと、「看護師の中でもスペシャルな技術を持つ人なんだなあ」と理解しています。

 

●高い専門書を躊躇なく買う妻・・・(37歳男・公務員)

高くても看護の専門書は躊躇なく買う

 

妻が看護師です。書店へ行くと、必ず看護の専門書コーナーに立ち寄っています。

看護の専門書ってすごく高いですよね。装丁もシンプル、というか地味。なのに値段が1冊3,000〜4,000円もするのには驚きました。

それでも仕事のために躊躇なく買う妻を見ていると、「プロだなあ」と感じます。

野菜の値段には10円単位からこだわるのに、仕事のために払うお金には出し惜しみしない姿勢って、すごいですよね。

 

●看護以外の仕事でも積極的に対応・・・(32歳女・保育士)

うちの保育所にいる看護師さんを見ていると、「プロだなあ」と感じます。

 

保育所って、慢性的に保育士が不足しているんです。職員の半分はパートだし、事務作業の量は増え続けているのに、お昼寝の時間以外はほぼ子どもたちと行動をともにしているので、まったく手をつけられません。

そんなとき、うちの保育所の看護師さんは各クラスの物品を整頓してくれたり、見学者の対応をしてくれたりするので本当に助かります。

 

これまでの看護師さんの中には、「看護師がそんなことまでやらないとだめなの?」みたいな人もけっこういたんですよね。だから、よけいに感じるのかも……。

 

●助産師の神テク・・・(35歳女・ヨガ講師)

本当にすごい助産師さんは、あらかじめ会陰切開しなくても分娩の際に妊婦の会陰部が裂けることがないと聞きました。

私が第一子を出産したときには、「会陰切開はしたくない」というバースプランを出したものの、大きく会陰裂傷。結局5針近く縫うことに。

 

助産師さんによって何がどう違うのかはまだ体験していないのでわからないのですが、次のお産のときには、そういうプロの技術をもつ助産師さんのもとで出産してみたいです。

 

●プレゼン能力の高いナース・・・(70歳女・主婦)

プレゼンは医師より看護師のほうがわかりやすい?

 

最近は、看護師さんが講師として地域の人たちにレクチャーする場面をよく見かけるようになりました。でも、本当にみなさんお話が上手。多分ベテランさんかなあ?30代後半くらいの人が多いような気がするけど、「看護師さんなのにどこでこういう話し方を学んでくるんだろう?」と思っていつも見ています。

こういうみんなの前で話す行為は、お医者さんよりも看護師さんのほうがわかりやすくていいですね。

 

 

いかがでしたか?最近は看護師と一口にいっても仕事内容は多様化しています。それだけに、「看護」のさまざまな側面を一般の人が知る機会も増えているのかもしれません。

「プロ」と感じるナースは人によってさまざまですが、共通して言えるのは、そうした看護師の根底には「看護に対する並々ならぬ情熱」があるということなのかもしれませんね。

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