知ってた?思わず「へえ~」とつぶやく看護に関する10のトリビア

海外ニュースサイト「INTERNATIONAL BUSINESS TIMES」では、どうでもいいように見えて、実は看護の神髄にも迫る興味深い記事を掲載していました。ここでは、そのニュースの内容をご紹介しましょう。

 

知ってた?思わず「へえ~」とつぶやく看護に関する10のトリビア|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

看護の仕事にまつわる10のトリビア

ニュースサイトに掲載されていた内容は以下の10の項目です。

欧米を中心として、一般的にあまり知られていない事実が列挙されています。

 

【1】近代看護の礎を築いたとされるフローレンス・ナイチンゲールの誕生を記念して、5月12日は国際看護デーと制定された。

 

【2】彼女のフローレンスという名前は彼女の生まれ故郷である「Florence(フィレンツェ)」に由来している。ちなみに、ナイチンゲールの姉妹であるフランシス・パルテノペー・ナイチンゲールもやはり「Pathenopolis」という地名に由来している。

 

【3】もともと、看護師 ‘nurse’ という言葉は「乳母」を意味するもので、看護師は貴族の赤ちゃんを育てる目的で雇われていた。

 

【4】子どもの世話をしたあらゆる女性を「看護師(ナース)」として言及するようになり、その後徐々に現代的な意味へと発展していった。

 

【5】アメリカ軍においては、看護師のおよそ3分の1が男性(!)である。

 

【6】女性と子どものためとして1862年に設立されたニューイングランド病院は、英国初の看護養成所であった。

 

【7】シェークスピアが書いた有名な演劇(ロミオとジュリエット、ヘンリー6世、タイタス・アンドロニカスなど)には、すべて「看護師」という役が登場する。

 

【8】1689年イギリス王室にグロスター公ウィリアムが産まれたが、彼は出生時より病気を抱えていた。そんな彼を健康に育てるために、乳母としてパック夫人という女性が雇われた。

 

【9】パック夫人を雇用したのは彼の父親であったが、雇用の理由は「彼女の胸が大きかったから」というものであった。

 

【10】オーストラリアで看護師として働くには、胸部X線検査などを含む身体検査をパスする必要がある。

 

看護の神髄にかかわる要素も

いかがでしょうか? ナイチンゲールの名前の由来からイギリス王室内のちょっとしたエピソードなど、意外な事実もあったのではないでしょうか。

 

もともと看護師は「子どもを育てる」目的があったという部分――これは現在の看護の博愛精神につながっているようです。また、シェークスピアの作品の数々に「看護師」が登場することから、彼の思想において、看護師が重要な役割を担っていたことが伺えます。

 

 

看護観を振り返る一助に

現役の看護師の方はかつて看護学生だった頃に「看護とは何か?」「看護とはどうあるべきか?」を考える授業を受けたかと思います。そのときにナイチンゲールの「看護覚え書」、ヘンダーソンの「看護の基本となるもの」などの看護観、さらにゴードン、ロイ、NANDAといったさまざまな看護理論を学んだことでしょう。

 

いざ看護師の仕事を始めると、彼女らの思想や理論に基づいて行動しているものの、日進月歩する医療トレンドの方にどうしても目が向きがちです。でも、たまには初心に戻ってこうした看護の仕事の源流をたどってみるのもいいかもしれません。

 

「看護とは本来どういうものか」は一般的にあまり知られていません。看護師自身ですら忘れている、知らないというも多いでしょう。看護にまつわるニュース――医療事故や最新の技術以外のことでも、メディア等を通じてもっと触れる機会があれば、多くの人が看護に興味をもってくれるかもしれませんね。

 

(参考)

International Nurses Day 2014: Facts about Nursing Profession You Did Not Know

 

文:宮川梨沙

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