最終更新日 2019/09/30

胸腔ドレナージ

胸腔ドレナージとは・・・

胸腔ドレナージ(きょうくうどれなーじ)とは、胸腔内にチェストチューブ(胸腔ドレーン)を挿入し、胸腔に貯留した空気や液体を排出する処置である。胸水・気胸・血胸・膿胸などの治療として行われる。通常は胸腔ドレーンに持続陰圧吸引装置をつなげて、陰圧をかけておく必要がある。

また、術後の胸腔ドレナージについては、開胸操作によっていったん虚脱した肺を再膨張させ、胸腔内術後出血、肺からの空気漏れ(エアリーク)、その他リンパ液などの漏出の監視を目的に用いられる。

【術後胸腔ドレナージの適応】
肺切除術、食道切除術、縦隔腫瘍や胸膜腫瘍の切除術など。胸骨正中切開から行われる心臓手術や前縦隔腫瘍の手術など、胸腔が大気に開放される場合にも胸腔ドレナージが必要となる。

【チェックポイント】
・術後出血
・エアリーク

 

引用参考文献
1)胸腔ドレナージ | ドレーン・カテーテル・チューブ管理.看護roo!.

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