温罨法の実施 | 罨法(温罨法・冷罨法)【1】

【監修】

日本医療大学保健医療学部看護学科

准教授 小島 悦子

 

温罨法:必要物品

(1)湯たんぽ (2)湯たんぽカバー (3)水温計 (4)60℃のお湯

(1)湯たんぽ
(2)湯たんぽカバー
(3)水温計
(4)60℃のお湯

 

温罨法:実施手順

(1)患者さんに温罨法の目的・方法を説明し、同意を得る
(2)ピッチャーに60℃のお湯を準備する

■ポイント■

ゴム製品である湯たんぽは、お湯の温度が高すぎると劣化する


(3)湯たんぽの1/2~2/3までお湯を入れ、空気を抜き、栓をしっかり閉める

(4)湯たんぽの外側の水分を拭き取り、水漏れがないか再度確認する

(5)湯たんぽをカバーに入れる

(6)温罨法を実施する

■ポイント■

低温熱傷を防ぐため、湯たんぽは患者さんの身体から10cm程度離して置く

■ポイント■

お湯が漏れる危険性を考慮し、注湯口は患者さん側に向けないようにする

ポイント 注湯口は患者さん側に向けない


(7)患者さんに湯たんぽを入れたことを説明する

(8)適宜、湯たんぽの位置や湯たんぽに近い皮膚の状態を観察するとともに、脱水症状にならないよう注意する

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