救急看護、クリティカルケア(26問)  状況設定問題

第106回 午後116問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(23歳、男性)は、マラソンの途中で嘔吐し意識混濁状態となり救急車で搬送された。来院時、体温39.5℃で、熱中症と診断された。気管挿管と人工呼吸器管理が実施された。膀胱留置カテーテルを挿入後に輸液療法を開始して、ICUに入室した。表面冷却と血管内冷却によって体温は37℃台に下降した。

既往歴:特記すべきことはない。

身体所見:ICU入室時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ-20。体温37.8℃、呼吸数28/分、脈拍110/分、血圧94/74mmHg。暗赤色尿を1時間で20mL認めた。

検査所見:Hb 16.8g/dL、Ht 48.6%、Na 130mEq/L、K 6.5mEq/L、Cl 100mEq/L、クレアチンキナーゼ〈CK〉 48,000IU/L、尿素窒素 60mg/dL、クレアチニン2.4mg/dL、AST〈GOT〉70IU/L、ALT〈GPT〉88IU/L。尿一般検査でミオグロビン陽性。胸部エックス線写真および頭部CTで異常所見なし。心電図でSTの変化はなく、洞性頻脈を認めた。

問題2
Aさんは腎不全が悪化し、持続的血液透析を1週間実施した。入院後20日が経過し、Aさんは尿量100mL/時間以上、クレアチニン1.4mg/dLとなった。気管チューブと膀胱留置カテーテルは抜去され、状態は落ち着いている。ADLは拡大し、3日後に退院することとなった。

Aさんへの退院指導で適切なのはどれか。
  • 1. 水分を制限する。
  • 2. 蛋白質を制限する。
  • 3. 積極的に運動する。
  • 4. 生野菜を積極的に摂取する。
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